フランスの若者間で最も話題のタレントと言っても過言ではないナビラ・ベナティア(Nabilla Benattia)。テレビで彼女の姿を見ない日は無いほどの人気絶頂期に殺人未遂で逮捕され、しばらくの間活動を自粛していた経験を持つ。低迷期を経た後、満を持して2018年12月 にプロデュースコスメを発表した彼女に対して世間の反応は?

フランス中から批判と支持の声を集めるナビラ・ベナティア

スイス出身で現在は主にフランスで活躍するナビラは、インスタグラムで350万人ものフォロワーを抱える有名人だ。

2009年からフランスのリアリティー番組に出演し始め、人気番組’Les Anges de la télé-réalité’の中での彼女の発言「え、もしもし?あんた女なのにシャンプー持ってないの?それって女なのに髪の毛無いようなもんでしょ。」は国内で大ブームとなった。2013年からは自身の発言「もしもし(Allô)」から名付けられたリアリティー番組’Allo Nabilla’ が制作され、ナビラの人気は頂点に。

ブルネットの髪にグラマラスなボディーは、「フランスのキム・カーダシアン」と呼ばれもてはやされる一方、自由奔放でわがままな彼女の振る舞いは世間から白い目で見られることも多かった。

恋人の胸を刺して逮捕、低迷期へ

ナビラはリアリティー番組の共演者、トーマ・ベルガラ(Thomas Vergara)と2013年から交際している。美男美女のお似合いカップルとしても名高い二人はどこへ行くにもラブラブな姿を見せつけていたが、2014年11月、ナビラはトーマの胸部をナイフで複数回刺して重傷を負わせ、殺人未遂の容疑で逮捕された。裁判にてトーマがコカインを使用していたことや、喧嘩の度にナビラが暴力を振るわれていたことなど衝撃の事実が明かされたが、結局二人は仲直りしてナビラは実刑を免れることに。

幸運にもトーマの怪我は数か月で完治し、目立つ傷痕も見られない。しかし事件による影響は大きく、2015年以降はメディアの仕事が激減する結果となった。

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実業家として新たなキャリアへ挑戦

2017年ごろからテレビ出演やモデル活動で徐々に本格的な仕事を増やしていった彼女は、化粧品ブランド’NAB Cosmetics’を設立。

キャッチフレーズは ‘La liberté d’être soi !(自分らしさの自由)’ 。

2018年12月に第一弾としてリップコレクションを発売した。お値段はリップグロス1本16ユーロ(2018年12月時点で訳2000円)と、若年層のファンでも求めやすい良心的な価格だ。現在はウェブサイトでのみの販売となっている。

世間の反応は?

ファンからの反応は抜群に良く、注文受付が始まるとすぐにNAB Cosmeticsの公式サイトは殺到したファンによりサーバーダウンしてしまった。

しばらくメディアの仕事からは離れていたにもかかわらず、世間の関心は高いようだ。さっそく使用した購入者からは、鮮やかな発色や塗りやすいテクスチャー、持ちの良さが高く評価されており、商品のクオリティーは十分期待できることが伺える。

時期的にクリスマスプレゼントとして購入する人も多く、ビジネス戦略的にも成功していると言えるだろう。しかしながら一部では、化粧品のデザインがNARSの商品に酷似していると指摘されている。シンプルなクリアケースに黒ベースのキャップ、細くて白いラインのロゴは確かにNARSと同じではある。

さらにはブランドのロゴの唇マークがキム・カーダシアンの異父妹カイリー・ジェンナーのブランドKylie Cosmeticsのものに似ているとの声も。コスメブランドの設立についても、カイリー・ジェンナーと同じキャリアを辿っているため真似事だという意見もあった。

様々な意見はあるが、世間は彼女の復帰を少しずつ迎え入れているようだ。大騒動を起こした恋人とは今でも仲睦まじい姿を披露しており、誠実で強い絆で結ばれた二人の姿は好感度アップへと繋がっている。近年のナビラは成熟した大人の美しさが増し、従来のファンはもちろん新しい世代の若者たちも虜にしていくだろう。

ナビラの美貌とオリジナリティを活かし、「フランスのキム・カーダシアン」から抜け出せるかどうかが今後の鍵となりそうだ。