https://dribbble.com/shots/4595445-Ad-campaign-for-Quip-the-hippest-toothbrush-on-the-market

忙しいニューヨーカーたちにとって、時間はお金と同等である。その日着る洋服を選んだり、5万と種類のある香水から好きなものを探し出したり、毎月の消耗品を買い出しに行く時間も節約したい。

そんなニューヨーカーたちのニッチ市場にハマり、ここ数年、流行をみせているのが「定額制デリバリープロダクト」だ。月額一定の料金を支払うことで、自宅に製品が定期的に届けられ、時間を節約したいニューヨーカーと製品を売りたい企業の需要と供給が見事に合致したシステム。

その合理さから着々と市場を拡大し続けている今流行の最新サービスをいくつか紹介する。

Stitch Fix -スティッチ・フィックス-

https://www.stitchfix.com/

スティッチ・フィックスは、米サンフランシスコに本拠地を置く会社だ。2011年に2人の女性、エリン・モリソンソン・フリンとカトリーナ・レイクによって立ち上げられた。

2017年には企業株式を公開し、2018年2月の時点で、企業は2億ドルの市場価値を有する。スティッチ・フィックスは、ファッションのスタイリングとデリバリーを主なサービスとしている。カスタマー登録の際に、好みのスタイル、自身のサイズ、好みの価格枠を指定することで、スティッチ・フォックス社のスタイリストが指定に合った洋服やアクセサリーを選択、定期的に届けてくれる。

最も魅力的なのは、届けられた後、3日間猶予が与えられ、欲しい商品は買い取り、気に入らない商品は送り返せるという点だ。送料は企業側負担で、最初1度のみのスタイリング料と、買い取る商品の25%が会社の利益となる。

定期契約をすれば、スタイリストにフィードバックを返すことで、より自身の趣味合った選りすぐりの商品が送られてくるようになる。自身の知らなかった新たなスタイルの発見にも繋がることも大きな魅力だ。

Scentbird -セントバード-

http://www.thesoutherngloss.com/beauty/scentbird-my-designer-fragrance-obesseion/

種類が5万とある香水。もう使われない有名ブランドの香水ボトルたちがドレッサーでホコリを被っているという女性も少なからずいるだろう。

そんなフラストレーションを解消しようと、CEOのマリア・ヌリスラモヴァは投資家を募り、Scentbirdを起業した。Scentbirdのサービスの強みは、好みの香水を毎月30日分だけの香水を届けてくれるという点だ。

宣伝文句は「Date fragrances before marrying them. (結婚する前に、香りともデートを。)」毎月15ドルで、450種類以上の香水の中から、毎月好きなものを毎月オーダーできる。ブルガリ、プラダ、ヴェルサーチなど名ブランド品から、ニッチな香りまで取り揃えているという。

またレビュー投稿することで、他カスタマーの感想が見れたり、趣味に合った香水が選別されやすくなるという利点もある。香水文化が日本よりも普及しているアメリカにおいて注目に値する新鋭サービスだ。

quip -クイップ-

http://drdenarobinson.com/bloomberg-calls-it-the-tesla-of-toothbrushes-quip-electric-toothbrush/quip-electric-toothbrush-25561/

クイップは2016年米タイム誌が選ぶ、ベストイノベンション賞を受賞した、電動歯ブラシである。ニューヨークの小さな歯科医の発想から始まったその電動歯ブラシは、旅行などにも便利なスタイリッシュなデザインとは裏腹に、パワフルな振動と、振動による歯磨きのタイミング補助機能もついている。

また、3ヶ月に一度、5ドルで新しいブラシ部分が届けられるので、清潔でフレッシュな歯ブラシをキープできる。特に、画期的なのが、クイップ社が製品ユーザーのかかりつけの歯科医との情報共有も担うという点だ。クイップは歯科医との6ヶ月毎の検診を推奨しており、定期的にメールでお知らせが届き、実際にそれを守ることでクイップ製品の割引が受けられるなどのサービスが整えられているという。

 

情報化社会が進むなかで、その利点をうまく活用し、日々の生活をより便利にしうる同等のサービスたちが、世界的に見ても大都会である東京で流行する日も近いかもしれない。