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最近YouTubeで話題の異彩を放つ美少女エンターテイナー、ポピー(Poppy)。

彼女の作品は不可解なものばかりで、代表作は「私はポピー」と10分間繰り返すだけの動画にもかかわらず2018年現在で再生回数1900万回に届きそうな勢いで伸びている。一度見たら忘れられない、謎多きポピーの魅力を徹底解明する。

「ポピー」の経歴

ポピーことモリア・ローズ・ペレイラは1995年にアメリカで生まれ、歌手活動を本格化するために2013年にLAへ移住。そこでプロデューサーのタイタニック・シンクレアと出会い、彼のプロデュースの元、2015年頃から動画や音楽を発表するようになった。

サンダンス映画祭にてショートフィルムが上映されたり、アメリカや日本、イギリスでツアー公演を行うなど、近年の活躍ぶりには目を見張るものがある。

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Beg 4 forgiveness #35mm 336

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不思議っ子としてのキャラ

彼女がここまで知名度を上げた秘密は、ずばり強烈なキャラクターにあるだろう。長いプラチナブロンドの髪に大きな目、アニメの少女のような囁く声が印象的で、その姿は頻繁にロボットや人形に例えられる。

上の動画は、ポピーが10分間様々な角度から「I’m Poppy」と繰り返すという内容で、それ以外に展開は無い。他の動画もマネキンと世間話をしたり、1分程度何かを呟いたりと、あまり内容が濃いとは言えない。意味不明なところが逆に興味をそそるのか、彼女が動画を公開すると1週間で再生数140万回を記録するほどの高い注目を集めている。

彼女は動画内でももちろん、イベントやインタビューでも不可解な発言を連発して周囲の人間を戸惑わせることが多い。オーバーリアクションでぶりっ子のように振る舞うのではなく、あくまで静かに表情を変えず話すのがポピーの特徴だ。日本で言う「ゆめかわいい系」の雰囲気を感じさせるポピーは、実際に日本の文化も意識しているんだとか。音楽制作には日本人プロデューサー、サカイ・リョウスケも携わっており、「カワイイ文化」をより一層リアルに表現している。

一方で人間らしさの無い仕草は、ある意味不気味にも感じられる。YouTubeの企画で子供たちと対面した時は彼女の姿を見ると同時に叫んで後ずさる子が続出した。

見掛け倒しではないプロの歌手の実力

レコード会社と契約を交わし、歌手としても活躍するポピー。意外にも歌う時の彼女の声は普段よりも深みが増し、安定した歌唱力と幅広い表現力を見せつけている。

ジャンルで言うとエレクトロ・ポップ色が目立つが、中にはメタル要素やインディーポップ要素を取り入れた曲もある。どこか懐かしいポップな曲調と60年代のツイッギーを思わせるメイクが可愛らしい「Lowlife」のミュージックビデオは、2018年現在で再生回数5000万回に近づいている。新人注目アーティストを発掘し次々ブレイクへと導く有名プロデューサーのDiploとコラボレーションして作られたキャッチャーなダンスチューン「Time Is Up」も注目するべき曲の一つだ。

視聴者の反応を見ると、「変な動画ばかり作っているのかと思っていたのに、音楽のクオリティが高くて驚いた。」とギャップに驚くコメントが多い。見かけだけで毛嫌いしていた人でも、ポピーの歌を聴けばむやみに批判はできないだろう。YouTubeのコメント欄では「彼女の気味悪いキャラクターは、興味を持たせて音楽を聴かせるために敢えてそう演じているのでは。彼女は不思議少女か、それとも戦略的なビジネスウーマンか?」と問いかける人も。

彼女のキャラクターは作り物?

かなりの変わり者であることは明確だが、それが実際の彼女の素の性格なのか、精密に計算された演技なのかは断言できない。だが、タイタニック・シンクレアは以前にも「Mars Argo」という名の女性をプロデュースしていた過去があり、彼女のキャラクターやプロジェクトの内容はポピーと似通っている。

さらに、タイタニックと出会う前のポピーは地毛のブルネットの髪とカジュアルファッションという装いで、今とは別人のよう。しかしながらキュートな声と雰囲気は当時から変わっていない。

いずれにせよ、ここまで不思議っ子キャラを一貫させながら成功を収めている人は多くはない。今までに無いジャンルの先導者になることも期待できるだろう。ポピーとの実力を考えると、奇抜さだけに頼らなくても歌が大ヒットする可能性も十分にある。あらゆる意味で印象に残るポピーの今後に要注目だ。

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