2019年のブリットアワードの最優秀賞にノミネートされ、次のコーチェラにも出演することが決定したばかりのイギリスのミュージシャンAphex Twin(エイフェックス・ツイン)。 ヨーロッパでは既に知名度、その人気は高く、今年日本でもヒット必至と噂されている。 一度聴いたら耳に残るアンビエントエレクトロミュージックを中心としたそのトラック、印象的なMV(ミュージックビデオ)、全てのアートワークが彼の魅力を物語っている。 

今一番知りたい、知っておくべき、エイフェックス・ツインとは一体誰なのだろうか? 

エイフェックス・ツインが生み出す独自の音楽性とその魅力 

Aphex Twin(エイフェックス・ツイン)こと、Richard David James(リチャード・D・ジェームス)は、イギリス南西部で独自のカルチャーを持つコーンウォール育ちのミュージシャン、作曲家、DJだ。 イギリスのクラブカルチャー、アンダーグラウンドシーンが全盛期を迎えた90年代から活動をスタートし、自身のレコードレーベルを立ち上げ、実験的で新進気鋭な音楽を発表し続けるなど、精力的に活動を行ってきた。 

リチャードが作り出す音楽のジャンルはテクノ、アンビエント、ドラムンベース、アシッドハウスと多岐に渡り、まさにイギリスの多様な音楽性を集結させたかのようだ。 音楽に貪欲なイギリス、ヨーロッパの人々に受け入れられないはずが無く、エイフェックス・ツインはその名を知られていくことに。 一度聴いたらクセになる、エレクトロミュージック、幅広く卓越された音楽のジャンルとそのセンスは、間違いなく本物だと言われている。 現在はプロデュース業やアーティスト発掘への活動にも力を入れており、業界内からの期待、評判も高い。 

世界が注目、熱狂するカルト的人気が急上昇中 

 着実に人気を築き上げてきたエイフェックス・ツインだが、それを物語るかのようないくつかのエピソードも存在し、ファンの間ではカルト的存在になっている。 2014年には海外のインターネットオークションeBayにて、人気がありながらも未収録であった過去の未発表LPがリリースされ、約3万ポンドで落札されるなどのエピソードも。

 また昨年、ベルリンで開催されたコンサートには約千人以上もの人が押し寄せ、熱狂するなど、今やチケットは即ソールドアウト状態が続いている。 そして過去にはCalvin Harris(カルヴィン・ハリス)やNile Rodgers(ナイル・ロジャース)など世界的に活躍するミュージシャンが与えられる名誉あるイギリスの音楽賞、ブリットアワードの2019年最優秀賞にノミネートされるなど、その人気は今や確固たるものになりつつある。 

同時に、アメリカで開催される野外音楽フェスティバルであるコーチェラに出演決定や、初のニューヨークでのツアーが決まるなど、今年はヨーロッパを飛び出し、世界中で注目されている。 日本でも昨年、ニューアルバムのリリースを祝い、原宿でポップアップストアが開催されグッズが販売されるなど、期待は高まりつつあり、今年はアジア、日本でも人気が急上昇しそうだと噂される注目の存在だ。 

見るべきアートワーク、音楽とアートの融合 

エイフェックス・ツインが注目されているのは、彼の音楽だけではなく、クリエイティブ要素の高いそのMV(ミュージックビデオ)やCDやレコードジャケットのアートワークである。 その内容は、放送禁止になるほどセンセーショナルで多くはグロテスクなものから、ビジュアル的に訴えかけた新進気鋭なアートな作品まで様々だ。 過去には12歳のビデオグラマーが監督したものや、トランプ政権への批判をユーモアに描いた米国選挙のパロディ映像などを発表し、話題を呼んだ。 驚くべきことに、サイケデリックでフラッシュ効果のある映像を見るとてんかんを引き起こす可能性のあるMVを発表した際には、危険性が高いと放送禁止に指定されるなど、その多くは人々に衝撃と刺激を与えてきた。 

その一方で、クリエイティブでアーティスティックなセンスは高く評価されており、多くのファンも持つことは事実である。 アルバムやレコードのパッケージに印字されているロゴやアートワークは注目をセンスが高いと集めており、デビュー25周年を迎えた2017年にはロゴデザイナーが過去のスケッチ集を公開し、話題となった。 見るべきアートワークが、彼の作品を通して多く存在していることも、彼の音楽性にプラスして人気を築く秘密となっているのだ。 

彼の作り出す音楽、描き出すアートワークは人々に衝撃的な形で訴えかけ、常に飽きさせないクセのある不思議な魅力を持っている。 

日本へはまだ来日を果たしていないものの、今後日本でも注目されていくことは必至なので、早めにチェックしておいても良いかもしれない。 

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