http://infofreestyle.com/2020-tokyo-olympic-volunteer-briefing

2020年に迫る東京オリンピックの準備が着々と進む中、日米友好基金がアーティスト必見の奨学金プログラムへの参加者を現在、募集中だ。3月に迫る応募締め切りの前に、そんな魅力的なプログラムを紹介しておこう。

25,000ドル手に入れて、世界中の人々が訪れる東京オリンピック中の東京で作品を発表できるチャンスだ。

そもそも日米友好基金とは

https://twitter.com/j_usfc

日米友好基金-The Japan-United States Friendship Commission-は、1972年の沖縄返還をきっかけに、日米間の相互理解と文化交流を目的として、1975年にアメリカ政府によって創設された独立機関である。アメリカ政府による信託資金を、学問、文化、芸術等々、様々な形での日米交流を目指し、奨学金プログラムとして配布している。

東京オリンピック特別奨学金

https://minnkane.com/news/4281

そんな日米友好基金が、2020年に迫る東京オリンピック・パラリンピックに向けて、特別な奨学金プロジェクトを発表した。東京オリンピック・パラリンピックが開催されている2020年6月24日から8月9日の期間、東京で展示される日米の友好をテーマにしたアート作品を製作するアーティストを募っているのだ。

詳しい内容は以下の通りだ。

日米友好基金は、日米両国の多様な芸術様式や地域を代表する、最大5つのプロジェクトに対して援助を行う。この奨学金は、個人のアーティストには支給されず、あくまで日米間でコラボレーションするアーティストのペアのみが対象。応募は、2段階の形式で受け入れられ、第1段階として、指定の参加シートに情報を記入し、2919年3月1日までにメールで同基金に提出。その後、追加で送られてくる質問書や、履歴書、作品サンプルなどを同年3月29日までに提出となる。結果は同年6月の前半になるという。

そして、このプログラムの凄いところが、その特典である。

まずなんといっても、その奨学金の金額25,000ドルだ。これは日本円にして約270万円ほど。そして最大2,500ドルが、米国人アーティストの日本への渡航費として追加で支払われる。奨学金の使いみちとしては、作品の材料費、日本で制作するための生活費等、アーティストたちに任せられるという。

2020年の6月から始まる東京オリンピック・パラリンピックに向けて、2019年の6月からの1年で作品を完成させるのがもちろん条件で、日米友好基金が作品展示の場を設けるのに、東京の機関と連携して手助けしてくれるそうだ。

参加の条件とは

https://tokyo2020.org/jp/

とても魅力的なプログラムだが、一方で条件も少し厳しい。

・1人はアメリカ市民、もしくは永住者で、もう一方は日本人のアーティストのペアのみが応募可能。

・同人はプロのアーティストでなければならない。ただし、建築家、作家、振付師、作曲家、舞台パフォーマー、脚本家等も参加対象として含まれる。

・作品は1つ以上のテーマ性を持っていなければならないが、「多様性」や「受け入れ」にとらわれず、「多様性の結合」「持続可能性」「よりよい明日を創る」など、選択が可能。

より詳しい情報は、日米友好基金のホームページで確認してほしい。

実は過去にもあったオリンピックと芸術家の支援

https://www.olympic.org/olympic-art-project

オリンピックといえば、スポーツの祭典だが、アートの世界とも切っても切れない関係がある。開会式や閉会式には、開催国を代表するアーティストたちが腕を振るい、その国の技術、芸術力を惜しみなく発揮し、聖火のトーチやメダル、ユニフォームなど、世界各国のデザインの違いが見て取れる機会も多々あるのだ。

そんな中、芸術家を国に招待し、オリンピックやその国のアーティストと交流を図ることで、スポーツと芸術の交流や視野を広げようとするプログラムが前回のリオオリンピックで初めて行われていた。リオオリンピックでは、フランス人の現代美術アーティストのJR氏や、ドイツ人作家のTilman Spengler氏などが、五輪期間中にリオに滞在し、その国や文化について学ぶプロジェクトに参加していたのだ。

また、前回の冬五輪である平昌オリンピックでも、4人ずつのオリンピックアスリートと芸術家たちがペアを組み、アーティストたちがペアのアスリートたちを題材に芸術作品を仕上げるというプロジェクトが行われていた。

 

2020年に迫った東京オリンピックに向けて、ぜひプログラムに興味のあるアーティストたちは、アメリカ人アーティストのペアを見つけて、本プロジェクトに参加していただきたい。