今月16日まで開催されたNYウーマンコレクション。日本のユースカルチャーのトレンドに最も影響を与えると言われるこのコレクション。日本の若手デザイナーが手がけるブランドも複数展示された。そんな今回のNYコレクションで注目したいルックはいったい何か。そして誰が一番おしゃれだったのか。NYコレクション2019年秋冬の特集を組みたい。

ニューヨークコレクションの特徴

毎年2月と9月に開催される、ニューヨーク・ウーマン・コレクション。ミラノ、パリ、ロンドンコレクションに並び、ファッションの販売促進とトレンドを生み出すことで世界的に重要なプレタポルテラインの展示会。

特に、NYコレクションはヨーロッパの他のファッション・ウィークと比べるとジーンズやニットウェア、若手デザイナー手がける、カジュアルでより日常的なスタイルが目立つことに特徴がある。

日本でも有名なブランドでは、Helmut Lang(ヘルムート・ラング)、Calvin Klein(カルバン・クライン)、Marc Jacobs(マーク・ジェイコブス)、Anna Sui(アナスイ)、Tom Ford(トム・フォード)、Ralph Lauren(ラルフ・ローレン)などがNYコレクションに参加している。

2019-20年秋冬トレンドの早読み

-タイダイ染めに再注目

タイダイとは、いわゆる絞り染めのことで、70年代のボヘミアン、ヒッピースタイルで流行した生地柄のこと。

最近では、コンテンポラリーアートスタイルの技法によく起用されるようになった。大きくスプラッシュしたしみが生地全体に散らばせ染められた素材が、ユニークで個性的なスタイルを生み出す。今回のNYコレクション、2019-20年秋冬シリーズで頻繁に登場した染め技法だ。

-定番のアニマルプリントはグラフィックデザイン的に進化

今回も、NYコレクションでは定番のアニマルプリントが相変わらず注目されている。特に、アニマル柄をグラフィック風にモダンにアレンジしたイメージが目立つ。遊び心のあるスタイルにぜひとも取り入れてみたい。

-キルト素材が新しい

キルトは、生地と生地の間に綿を挟み幾何学的模様でステッチをいれ、仕上げられている素材のこと。

オーバーサイズのダブっとしたコートや、ドレス、ジャケットの裏地として大体に利用したスタイルが、今回は特に興味をそそらす。

-パッチワークを着こなす

より自然にだれでも着こなせるように、再開発されたパッチワーク。カジュアルにでもエレガントにでも幅広く使えそう。

-ムラサキが高級感とスポーティを演出

元来、王宮のシンボルカラーであった紫色。今回の秋冬シリーズでは、高級でミステリアスな装いにピッタリのムラサキが、多くのラグジュアリーブランドで見受けられた。

妖艶さの中で感じる高質性を、日常スタイルの中にでも上手く取り入れよう。また、ムラサキはスポーティなルックにも相性が良い色でもある。

Tomo Koisumi デビュー早々すごいと話題に

今回が初めてのNYコレクションデビューとなる、Tomo Koisumi。「いったいこのデザイナーは誰なんだ?」と話題になっている。まるで彫刻のようなドレスと、ハッと息を飲んでしまうかのような驚くべきシルエットと色づかいが、今後のファッション界に新たな風とパワーを与えてくれることに違いない。NYコレクションのニューカマーとして、早速も世間にインパクトを与えている。

“It Is Crazy But The Good Kind Of Crazy.”

(Forbesより)

Asia Fashion Collection New York Stage

株式会社バンタンとパルコが共同して主催する、アジア人若手デザイナーの発掘とサポートを目的とするアジア・ファッション・コレクション。今回のニューヨーク・ステージでは、アジア人の若手デザイナー計7ブランドをランウェイに送り出している。

日本からは、kenichi(バンタンデザイン研究所)、KANON(大阪文化服装学院)、FEY MINORIYANAGASE(大阪文化服装学院)の3ブランドが参加した。いずれもカラフルな色使いや、フレッシュでユースカルチャーに刺激を与える新素材を使ったスタイルが印象的だった。ジャパニーズニュールックをニューヨークのランウェイで大々的に発表した。

高級感に特にこだわりを持つ、ヨーロッパのファッション・ウィークと比べると、よりカジュアルにストリートウェアとして着られる日常着の提案が注目されているNYコレクションが16日やっと幕をおろした。特に、今年は全体的に見てもカラフルな色づかいがトレンドの波に乗りそうだ。秋冬スタイルの中に、明るく楽しいカラーを取り入れて、最新の気分を盛り上げよう。今後のユースカルチャーのトレンドを読み解くキーワードをご紹介した。

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