日本生まれ、イギリス育ち、現在はロンドンをベースにシンガー、プロデューサー、モデルとして活躍するRina Sawayama(リナ・サワヤマ アイコニックでファッショナブルなルックスで、人々を魅了する存在となり、その知名度はロンドンだけでなく、日本でも今後、急上昇する予感だ。 日本人のアイデンティティを持ちながら、ロンドンで活躍する、ハイブリッドな魅力を持つイットガール、リナ・サワヤマの魅力に迫る。   

ミレニアルズ視点の音楽性 

 リナ・サワヤマは1990年生まれの日本人だ。日本で生まれ、幼少期から家族とイギリスへ移住し、大学進学後から本格的にアーティストとしての道を歩んでいる。 

小さい時から歌うことが好きだった彼女にとって、歌手になるということは程遠い夢では無く、自身で作詞、作曲、さらにミュージックビデオの監督まで手がけるセルプロモーション力が高く評価されているヤングアーティストだ。 音楽のスタイルはJ-POPやR&Bをミックスしたものが多く、それらは椎名林檎や宇多田ヒカル、ビヨンセなど主に90年代から2000年を代表するアーティストたちに強く影響されたという。 

そんなミレニアルズを体現する彼女の音楽性は、作曲だけでなく、作詞にも表れている。 2017年にリリースされた「Cyber Stockholm Syndrome(サイバー ストックホルム シンドローム)では、現代のSNSなどインターネットと人々をつなぐリレーションシップ(関係性)を題材に、歌っている 

リナ自身も、インターネットソーシャルメディアに長けているミレニアル世代であり、その影響力に憤りを感じることもあったと、過去にMTVのビデオインタビューで語っている。 孤独とファンタジーさを表現する歌詞には、デジタルライフと密接な関係にあるミレニアルズならではの視点やアイディアが詰まっている。 

モデルとしてのクリエイティブ力 

 クールアジアンフェイスに、カラフルに染めたヘアスタイルハイセンスストリートファッションに身を包んだアイコニックな見た目のリナは、ミュージシャンとしてだけではなく、モデルとしても活動中だ。 活動のベースにしているロンドンでは早くからその存在は注目されており、Vogueやi-dなどファッション誌でモデルを務める他、過去にはVersus Versace(ヴェルサスヴェルサーチ)や adidas(アディダス)などファッションブランドのキャンペーンにも登場したことも 

その活躍の場は母国日本へも広がりを見せ、2016年にはファッションビル「ルクア大阪」のモデルも務め、キャンペーンムービーは自身で制作したという実績を持つ。 

またその背景には、リナのSNSを見たモデルの水原希子を通し、オファーがあったという、デジタルを駆使するミレニアルズならではと言える、驚きの豪華エピソードも。 自身のファッションスタイルやそのセンスにも定評があるリナは、現在Tシャツやキャップなどストリートをベースにした自身のブランドも展開しており、今後はその活動を広げていきたいと意欲的だという。 

「表現する」という彼女のクリエイティブ力は高い評価を受けており、音楽だけでなくファッション界からも誰にも似ていない唯一無二な存在として、注目を集めている。 

ダイバーシティな魅力を持つアイデンティティ 

周囲だけでなく、リナ自身も認めているように、彼女の最大の魅力は日本とイギリス双方のカルチャーを上手くミックスさせた、ハイブリッド」だ。 一方幼少期は日本人の見た目でイギリスに住んでいることに対し劣等感を感じることもあり、自分もイギリス人、イギリスの一部になりたいという気持ちもあったと、i-Dのビデオインタビューで語っている。 

今では自身の魅力を、ダイバーシティ(多様性)と語っているほど、日本人でありながらイギリスで育ったことに対し、誇りを感じているという。 そんなリナは現在、モデルの虐待と人種差別への反対活動も行っており、過去にはBALENCIAGA(バレンシアガ)とLANVIN(ランバン)のプレゼンテーションにて、自身の経験を通したその想いを語り、多くの共感、支持を得た。 また自身の恋愛観に関し、性別を基準にしない指向であるパンセクシャルであることも告白しており、その生き方や考え方も人々の共感を呼んでいる。 

View this post on Instagram

SMILING COS I HAVE A DROP FOR U GUYS TOMORROW

A post shared by Rina Sawayama (@rinasonline) on

このように多方面から、才能あるミレニアルズスターとして多くの注目を集めているリナ・サワヤマ。 ミュージック、ファッション、デジタルとクリエイティブな面だけでなく、彼女のアイデンティティにもハイブリッドな魅力が詰まっている。 日本でも注目必須のアーティストである彼女の今後に、これからも目が離せなさそうだ。