ロンドンのモード界に新しい風を送る、新時代ファッションデザイナー、クレイグ・グリーン。ロンドンファッションが得意とするメンズファッションを若手デザイナーのクレイグはいったいどう見せるのか。

1:ロンドンの新時代ファッションデザイナー

若者向けのファッションや、ストリートファッション界を常にリードし続けるロンドンのモード界。ヴィヴィアン・ウェストウッドやバーバリーなど、ロンドンの老舗ブランドが揺るがず存在している中、新たな若手が蒼々と世間に登場できる機会も難しくなって来ている。そういった意味では、クレイグ・グリーンほど今世界で注目されている若手ファッションデザイナーはまず居ないであろう。

クレイグ・グリーンは他とは全く比べ物にならないデザイナーだ。現在イギリスで最も重要なファッションデザイナーの一人だと確実に言える。

(British Vogueより)

2:ロンドンのクリエイティブパワーに再着火

ここ最近、ジョン・ガリアーノの人種差別スキャンダルや、アレキサンダー・マックイーンの自殺以降、ロンドン発の力強いクリエイティビティは若干世間から遠ざかってしまったような雰囲気もあった。クレイグ・グリーンも同じくロンドンではおなじみのファッション学校「セントラル・セント・マーチンズ」の卒業生だ。セントラル・セント・マーチンズ卒業生の暗黒時代、ロンドンファッションの次世代ヒーロー、クレイグ・グリーンは、どうやってここまで新たな光を見いだす事ができたのか。

3:イギリスの「The Fashion Awards」で3度も賞を取る

イギリスのファッション界に毎年大きな影響を与えるファッションアワード「The Fashion Awards」で2016年から2018年にかけてクレイグ・グリーンは3度もメンズウェア部門で賞を獲得している。

4:ロンドンで育ったクレイグ・グリーン

ロンドンの北西部で育ったクレイグ・グリーンは正真正銘のいわゆる「ロンドナー」である。最先端のトレンドとグローバルな国際化した社会でのびのびと育った彼のインスピレーションは全て、このロンドンから来ている。

5:アートとファッションをビジネス視点でミックスさせる

クレイグ・グリーンが登場した当初、彫刻のようなウッドピースを顔にまとったアーティスティックなアートディレクションが世間でかなり話題となった。奇抜でハッと思わせるような大胆なモデルのシルエットに、身に付けやすく、一般にも販売し易いわりとカジュアルなスタイルをミックスさせたコーディネートが、現在のファッション界のアートディレクションシーンに新たな波を呼んだ。

6:ユニークでウェアラブル(身に付けやすい)なデザイン

クレイグ・グリーンが現在最も評価されている理由の一つとして、「ウェアラブル(身に付けやすい)なデザインと、それを売るためのユニークなデザインピース」がある。奇抜なだけであまりにも非日常過ぎたファッションはもはや時代遅れ。2019年現在は特にビジネス重視の「ユニークな発想と着心地」が現在のファッションシーンのキーワードとなっている。クレイグ・グリーンの人気の秘密は、彼のユニークで創造性豊かな発想と、身に付けやすい機能性を追求したデザインだ。

7:メディアを上手く使ったビジネス展開

クレイグ・グリーンは、ここ数年各ファッション誌の話題のもとになっている。奇抜なスタイリングがロンドンらしいパワーのある若い世界観をリードしている。また、イギリスの新聞やテレビなどにも頻繁に紹介されている。

8:Comme des Garçonsからの影響が強い

日本を代表するファッションブランド「Comme des Garçons」は、特に現在ロンドンの若者たちから大変評価されている。見慣れたヴィヴィアン・ウェストウッドのテイストは彼らにはもう古く、更なるファッションのお手本は同じくパンクがキーワードの日本ブランド「Comme des Garçons」や「Yoji Yamamoto」にあるようだ。特に、クレイグ・グリーンは「Comme des Garçons」の色使いやシルエット、非日常と日常をコンセプトにした同ブランドのアートディレクションなどから多くのインスピレーションを取っている。

9:他ブランドとのコラボレーション

クレイグ・グリーンは、現在自身のブランド展開はもちろんだか、他ブランドとのコラボレーションにも勢力を出している。2016年には、ストックホルムのアンダーウェアブランド「Björn Borg」とのコラボレーションを果たしており、同年イタリアの大手アパレル、ライフスタイルブランド「Moncler」ともコラボレーションしている。今後のクレイグ・グリーンのコラボレーション展開にも目が離せない。

10:オンライン販売にも力を注ぐ

クレイグ・グリーンは、オンライン販売にも力を注いでいる。日本ではオンラインショッピングで有名なZOZOTOWNでも、彼の商品を購入する事ができる。

 

アーティスト性とビジネス性を上手く融合させた、若手ファッションデザイナーのクレーグ・グリーン。今後の次世代ファッションをリードして行くこと間違いない。

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