現在世界で最も熱いヴィンテージウェアフェアとなったロサンゼルスの「Inspiration」(インスピレーション)。このイベントのトータル・コンセプターを務める日本人Rin Tanakaとは一体誰なのか。カリフォルニアのローカリズムと上手に向かい合い、現在のグローバル社会を仕切る彼Rin Tanakaの正体を突き止める。

1:Rin Tanakaとは

本名、田中凛太郎。1970年山口県岩国市生まれ、横浜育ち。アメリカ在住の日本人ジャーナリスト、写真家として活動中。彼がまだ慶応義塾大学商学部在住時のころから「世界最年少の黒人音楽研究家」として執筆活動をスタートさせている。雑誌「Black Music Revue」など多数の音楽雑誌に寄稿を始める。広告代理店に勤めた後、アメリカへ移住している。

現在世界で最も熱いヴィンテージウェアフェアとなったロサンゼルスの「Inspiration」(インスピレーション)を仕切る凄い日本人として、世界中のヴィンテージファンからヒーロー的扱いを受けている。

2:横浜の海軍からアメリカ文化に影響される

Rin Tanakaが特にアメリカ文化に影響を受けた理由は、彼が生まれ育った横浜の土地柄だと言う。横浜は、アメリカの海軍基地があった影響で、Rin Tanakaにとってアメリカ人を町中で見かけることは幼少の頃から日常的であったそうだ。

3:革ジャン愛好家

Rin Tanakaは、日本でまだサラリーマン時代を務めていた頃から、革ジャン研究への熱い情熱を持っていた。モーターサイクルファッションへの強い影響は、より多くの本物の古着を目にしたいという彼の興味を駆り立てた。

4:元々音楽家になりたかった

フォークやブルース、ソウルミュージック、ジャズなどアメリカ音楽に元々強い興味を持っていたRin Tanakaは、音楽家を目指してアメリカのミシシッピにまず最初旅立つ。ジャーナリストとしてバックステージで写真を撮りながら、年配のギタリストから音楽を学んだそうだ。

5:古着コレクターへの取材、撮影

彼のアメリカでの活動は、古着コレクターへの取材と撮影が主だった。「大好きな事を仕事にする」という彼の熱い情熱は、世界中の若者の素晴らしい見本だとも言えるだろう。彼の革ジャン愛好家、そしてライダースジャケットへの熱心深い研究は、現代ヴィンテージファンのお宝とも呼べるような本にまでなって出版されている。

6:My Freedamn!

2003年には、Rin Tanakaの代表的な古着写真集とも言える「My Freedamn!」を自費出版で出版している。2012年に最終巻を出版し、全10巻世界中のヴィンテージファンから現在でも伝説的人気がある。

7:世界最大ヴィンテージイベント「Inspiration」(インスピレーション)

現在世界で最も熱いヴィンテージウェアフェアとなったロサンゼルスで毎年開催されるRin Tanaka主催のイベント「Inspiration」(インスピレーション)。アメリカだけでなく、ヨーロッパなど世界中から凄腕のヴィンテージディーラーを集めて開催されるヴィンテージイベントだ。それぞれのディーラーが持ち込む、世界各国の1910年から80年代のヴィンテージアイテムは、現在最もクオリティーの高いヴィンテージが購入できるとし特にファッション業界やセレブリティーなどから注目されている。

中には、ブラッド・ピットなど、ハリウッドからの著名人もお忍びで来場すると言う。お宝と呼べるヴィンテージデニムや、革ジャンが美術館かアートギャラリーのように公開されている。また、今年2月「Inspiration」(インスピレーション)はイベント開催10周年も迎えている。

8:日本の古着オタクがロサンゼルスに集客を

Rin Tanakaは、革ジャン愛好家と言ったら聞こえが良いが、いわゆる熱狂的な古着オタクである。「オタク文化は、同じオタクをさらに呼ぶ。」としてその経済的社会現象が世界的にかなり注目されている。特に、毎年ロサンゼルスに3000人以上の集客を成功させる「Inspiration」(インスピレーション)では、ロサンゼルスの経済にかなり貢献しているとも言えるだろう。

9:ヴィンテージ文化をアップグレードしようとする試み

Rin Tanakaが、このヴィンテージフェア「Inspiration」(インスピレーション)を開催したきっかけは、彼が思うヴィンテージ文化をアップグレードしようとする試みから生まれたそうだ。ヴィンテージ衣料だけでなく、家具や、レコードなどを一つに集中させ、ヴィンテージ文化をさらに盛り上げることに成功させている。

10:グローバル社会を仕切る

ヴィンテージ文化という古いスピリットを世界中から一点に集中させるRin Tanaka。彼は今後のグローバル社会にいったいどんな新たな挑戦を持ちかけるのか。国籍を越え、古きものを愛する情熱は変わらないという彼の熱い情熱と哲学は、世界中から価値を分かち合う人々を更に集める。

Rin Tanaka主催の「Inspiration」(インスピレーション)、ヴィンテージファンなら一度は絶対訪れるべき。