今年6月に開催が迫るイギリス最大で世界最大の野外音楽フェスティバル、 Glastonbury Festival(グラストンベリー・フェスティバル)。 

音楽好きなら誰もが知るであろう、5日間にも渡る巨大で壮大なスケールのフェスは、チケットが即ソールドアウトになるほど、絶大な人気を誇る。 50年近く続く伝説的なフェスの歴史を作り上げた背景には、大物アーティスト出演の他、来場する豪華なセレブリティたちが関わっている そんなイギリス最大で最高の音楽フェスティバルを完全ガイドと共に、徹底解剖していきたい。 

フジロックのモデルにもなった、パワースポットで開催される壮大なフェス 

 同フェスティバルは、イギリス南西部にあるサマセット州・グラストンベリーで、1970年から続く世界最大規模の野外音楽フェスティバルだ。 神話の歴史から、その土地に神が宿るとされ、イギリス屈指のパワースポットであることでも有名であるグラストンベリー。 会場となるのは広大な農場で、牧草の保護と同時に土地を休ませ、英気を養うという理由で、開催は毎年ではなく、実は2〜3年の間隔という不定期であることも、音楽フリークの心をくすぐっている。 醍醐味は、何といっても5日間に渡るその壮大なスケールで、参加者はほぼキャンプでの滞在を強いられることになる。 天候が悪いことで知られるイギリスらしく、ほぼ毎回天気は大荒れし、参加するためには、レインブーツと雨よけパーカーに加え、忍耐力が必要だとも言われている。 来場者数も桁違いで、開催年は1500人であったのに比べ、現在は18万人を超える、マンモス級の巨大フェスとなった。 

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チケット取得も世界最難関と言われており、先行含むチケット発売後は即ソールドアウトし、抽選やキャンセル待ちが当たり前だ。 

チケットの転売を防ぐために始まったこのシステムだが、販売方法を始め、関連施設やステージの整備など、音楽フェスの統制をいち早く進めたのもこのグラストンベリーだと言われている。日本最大の音楽フェスであるフジロックも実はグラストンベリーモデルに始まったというエピソードもあり、実は日本人からも馴染みが深い。

多くの特別な瞬間を作った、豪華出演アーティストたち 

 フェスティバルの一番の魅力とも言える内容は、毎回その豪華な出演アーティスト陣のラインナップだ。 過去から現在に至るまで、イギリスの音楽の歴史を作り、集大成としてまとめ上げてきた影響力は計り知れず、毎回国内外から多くのファンが押し寄せる。 開催年のヘッドライナーを務めたT・レックスを始め、イギリスが誇るアーティストである今は亡きデヴィッド・ボウイやエイミー・ワインハウス、UKロックの歴史を築き上げたオアシス、レディオヘッド、コールドプレイなど、その痺れるような顔ぶれはそうそうたるものだ。 

その歴史の中には、解散や再結成、マンチェスターで起こったテロへの追悼など、メモリアルとなる瞬間も多く生まれた。 雨の中、大勢の歓声の中でのステージや、観客が一つとなって大合唱する場面は、アーティストたちにとっても忘れがたい瞬間になっているに違いない。 

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また、音楽のジャンルは、イギリスを象徴するようなロックやパンクが中心であるが、近年では、ジェイ・Zやビヨンセ、ファレル・ウィリアムスなどが出演し話題となるなど、歴史あるロックフェスは、まだまだ進化中である。 開催が6月に迫る気になる今年のラインナップといえば、キラーズ、キュアー、オアシスのリアム・ギャラガー、ジャネット・ジャクソンなどの出演が決定したばかり。 出演アーティストは随時発表されていく予定となっており、ファンの期待度も開催に向け、ますます高まるばかりだ。 

おしゃれセレブが一大集結、フェスファッションの原点 

音楽好きのおしゃれな英国セレブが集まることでも知られる、同フェスティバル。 毎回その顔ぶれは女優からモデルなど豪華で、ケイト・モスやシエナ・ミラーを始め、カーラ・デルヴィーニュ、アレクサ・チャンなどは常連セレブである。 参加するセレブのファッションにも注目が集まっており、ファッション誌でのスナップ特集も毎回組まれるほどだ。 ヴィンテージファッションをベースにしたイギリスらしいスタイルは、フェスの雰囲気ともマッチする絶妙なバランスとして人気を博している。 特にケイト・モスは、「フェスファッション」の女王と称されており、グラストンベリーを知り尽くしたファッションで、いくつもの新たなトレンドを生み出してきた。 

アイテムで、HUNTER(ハンター)のレインブーツを筆頭に、ミリタリーシャツやダメージデニムショーツ、ミニドレスなど、今ではフェスファッションの代名詞となっているものも多い。 今年は豪華セレブたちから、どんな新しいフェススタイルが生まれるのか、ファッション界からの期待度も高まるばかりだ。 

知れば知るほど、規模の大きさと歴史の深さに驚きと感動を覚えるグラストンベリー・フェスティバル。 特に今年はブレグジット直前のメモリアルイヤーであり、音楽を通じ、新たな歴史が生まれる瞬間が間近に迫ることで、イギリス国内外からの注目が集まるばかりでる。 

音楽好きなら一生に一度は参加してみたい同フェスティバルのチケットは日本からも購入可能であるので、世界最大規模で最高のフェスを、実際に体感してみるのも良いかもしれない。