https://www.cnn.com/style/article/ozwald-boateng-apollo-theater-fashion-show/index.html

イギリスのセクシーすぎるファッション・デザイナー、Ozwald Boateng(オツワルド・ボアテング)。

ガーナの家系でロンドン生まれの彼は、イギリスの伝統的なクラシック・スーツに魅惑の色使いと”ひねり”を加え、「ビスポーク(オーダーメイド)」のスーツの仕立て屋として大成功を遂げた。彼のスーツは映画ブラックパンサー、マトリックス、Sex and the cityでも起用され、ミック・ジャガーやウィル・スミスを始め多くのセレブにもファンが多く、見たことがないと言う人はいないほどラグジュアリー界で愛用されている。そんな彼が、今回ニューヨークのハーレム・ルネサンス100年を記念してアポロシアターで新しいライン”AI”(Authentic Identity本物のアイデンティティ)を発表した。アフリカとイギリスのテーストをミックスした彼のアイデンティティが融合された神秘的なデザインは、世界に新鮮さを見せつけた。

https://www.jetmag.com/insidejet/ozwald-boateng-is-the-new-couture-king

黒人文化の象徴の場アポロ・シアターでファション・ショー

ハーレム・ルネサンスとは、1920年代にニューヨークのハーレムを中心に、アフリカ系アメリカ人のアート、音楽、文化、芸術が全盛期の事で、今でもハーレムには、その歴史を感じるストリートが残っている。そんなハーレムで一度は足を運びたい場所が、アポロ・シアター。元々アポロ・シアターは1860年代にダンスホールとして設立され、その後閉鎖されたが、新しいシアターとして名前だけ残してオープンし、オーナーは何度か変わっている。

1934年にニューヨークで唯一の黒人のエンターテイナーを雇うにシアターとして、黒人文化の象徴となった。観客の評価が厳しい事で知られるアポロ・シアターは、今では日本人を含め世界中の実力者達が腕試しにパフォーマンスを披露している。そんなハーレム・ルネサンス100周年を記念して、オツワルド・ボアテングが見せたアフリカのテーストを融合した魅惑のファション・ショーが5月5日アポロ・シアターで開催され、彼の新しいラインに注目が集まっている。

https://face2faceafrica.com/article/ozwald-boateng-celebrates-100-years-of-harlem-renaissance-in-all-black-african-fashion-show

オツワルド・ボアテングはアートだ

コンセプトの『AI』とは Authentic Identity(本物のアイデンティティ)だけでなくArtistic Intelligence(芸術的知性)、Ancestral Identity(先祖のアイデンティティ)という意味が隠されており、彼のガーナとイギリスのバックグランドと、芸術の修士号まで取得した彼のアートに対する知性も詰まったショーとなった。彼は、偶然娘からの影響で女性のラインをアフリカのテーストで創りたいと思ったという。

そして今回アポロ・シアターで初めて女性ラインをショーで発表し、メディアを驚かせた。アフリカにインスパイヤ―された作品の中には、オツワルド・ボアテングのイギリスのクラシック・スーツのスタイルが上手く融合し、品がありながら、着心地の良さも感じされる。こんなに様々な色を使いこなせ、彼のテーラリング&カッティング力も魅力だ。今までのスーツには使用しなかった、パターンやテクスチャーが彼の作品をよりユニークに大人の色気を出してくれる。

https://www.vogue.com/article/ozwald-boateng-show-harlem-the-apollo

常に学び続けることの大切さ

オツワルド・ボアテングは、1967年ロンドン生まれ、現在52歳。サウスゲート・カレッジでファッションデザインを専攻し、ファッション・デザイナーとなった。1986年、20代前半で既にミック・ジャガーなどの音楽界のスターと仕事を経験し、1994年にパリで初めてキャットウォークを彩る。

1996年には、パリでBest Menswear Designer賞など数々の賞を取得し、世間に認められていく。2003年には、ジバンシィのクリエイティブ・ディレクターとしても活躍。そんなにも有名になった後に彼が取った行動は、学校に戻る事だった。2011年にアートの修士号まで取得し、現在はアフリカへの投資や支援を含め、他分野において活躍している。彼は、有名になり家庭を築いた後も常に学ぶ事を止めなかった。少し表舞台で見ない間、学業に専念し、彼のスタイル、センスだけでなくその知性も彼の作品には含まれている。

https://www.vogue.com/article/ozwald-boateng-show-harlem-the-apollo