ロシアのアンダーグラウンドシーンの最前線、 Faces&Lacesで探るニューウェーブ などをテーマにした2日間のフェスティバル Faces&Laces(フェイス&レース)。 Gosha Rubchinskiy(ゴーシャ・ラブチンスキー)を始め、最近ではストリートウェア、モード界の若手実力派デザイナーを輩出していることでも知られる、モスクワのファッションシーン。 

インデペンデント才能を生み出す、アンダーグラウンドシーン中心地であるモスクワでは、今一体何が起こっているのだろうか? 次の世代が作るニューウェーブと、期待される新進アーティストたちの活躍を探る。  

最新ユースカルチャーを発掘、注目の人気カルチャーフェスティバルとは  

Faces&Laces(フェイス&レース)は、今年で第13回目を迎えた、クリエイティブなカルチャーフェスティバルだ。 

6月上旬の週末にロシア・モスクワにあるショッピングセンターの巨大な駐車場で開催された同フェスティバルには、地元ローカルの人々だけではなく、海外からも多くの人が駆けつける人気だ 2日間で、ローカルファッションブランドによる限定ポップアップストアを始め、ヤングアーティストたちによる音楽ステージ、アートのインスタレーションや講演会などの様々なプログラムが開催。 

アンダーグラウンドな魅力で、ユースカルチャーとストリートファッションシーンを牽引していることで、注目されている都市モスクワ。 それらを作ったのは、ソビエト社会主義の名残を感じながら急速な社会成長の変化の波のもと育ったロシアの若者たち。 

西洋と東洋、古いものと新しいもの、綺麗なものと汚いものなど、様々な要素がごちゃごちゃにミックスしながら独自のカルチャー見事に発展を遂げた、モスクワのユースカルチャー。 同フェスティバルは、隠れた才能たちが発掘される良い機会となっており、ロシアの最新ユースカルチャーを体験したいと思う人々が集う、非常に人気のあるものとなっている。 

注目したい、今ヒップなヤングアーティスト最新リスト 

 今回のフェスティバルにて注目を集めた、新進アーティストたちをいくつか紹介したい。  

 COMMUNITY66 

ファッションの展示で注目を集めたのは、ロシアとアメリカのデザイナーによって設立されたBUD 66とストリートウェアブランドとして日本でも人気のあるZIQ & YONIの最新コラボレーション、「 BUD 66  × ZIQ&YONI」だ 旬なコラボを仕掛けたのは、 ファッション、アート、カルチャーの分野でユニークな才能を生み出すことを目的にした、COMMUNITY66というクリエイティブ集団。 今回ローンチされたコレクションのテーマは閉ざされたクラブの特別な「制服」。 

控えめなモノトーンの色使い、抑圧されたミニマリズムなど、ロシアの社会的背景からインスパイアされたものたち。 ベスト、コーチジャケット、Tシャツ、ウエストポーチなどのストリート感あふれる限定アイテムが発表され、注目を集めている。 

Boulevard Depo 

音楽プログラムのライブステージでは、カリフォルニアのサーフポップパンクバンドのWavvesのロシア初公演を行った他、ウクライナやカザフスタンなど東欧発のラッパーや、ヒップホッププロジェクトを紹介するなど、多彩な顔ぶれとなった。 中でも、注目したいのはロシア発の、ラップアーティストの Boulevard Depo 印象に残るセンセーショナルなトラックと歌詞は、ロシアでは珍しいスタイルのアーティストだ。 本人のストリート感あふれる、リアルなファッションセンスにも注目が集まっている。  

View this post on Instagram

streetfiles.de

A post shared by Boulevard Depo (@pluxury_sport) on

DOPECLVBWORLD 

アートプログラムでは、 サブカルチャーを始め、カスタムカルチャー、ヴィジュアルコミュニケーションなどに特化し、ロシアの多彩で混沌としたカルチャーを紹介するなど、ユニークなものとなった。 DOPECLVBWORLD は、ロシアの都市ウファで2012年に設立された音楽、アート、ファッションのクリエイティブ集団だ。 

彼らは主にヒップホップ、ラップを取り扱うミュージシャンとして知られており、同フェスティバルの音楽ステージでも出演を果たしている。 最近では、デザインや絵画などさまざまなジャンルのビジュアルアートにおいて活動しており、ポップアップストアではファッションブランドとしてアイテムを発表し、注目を集めた。 

独特で確かなセンスで注目を集めるアーティストたちが存在する、東欧ロシアの最新カルチャーシーン。 

古いようで新しい、見たことあるようで見たことのない、新しい発見が常にあるのも魅力の一つだ。 最前線のユースカルチャーを探ることが出来る同フェスティバルは、毎年夏にロシアで開催されているので、機会があれば訪れてみるのも良いかもしれない。