2009年に日本初のアートに特化したブックフェアとしてスタートした「TOKYO ART BOOK FAIR」が、今年に10周年を迎える。

今年の3月から4月中旬にかけて、Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)で行われた『#006 TOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Edition』に続き、『TOKYO ART BOOK FAIR 2019』がこの春リニューアル・オープンしたばかりの東京都現代美術館で開催する予定だ。

独創的で、個性豊かなアートブック、カタログ、アーティストブック、そしてZINEなどを制作する国内外の出版社、ギャラリー、アーティストら約300組の出展者が一同に集結するTOKYO ART BOOK FAIRは、アジア最大規模のアートブックフェアとなり、毎回2万人以上の来場者を集まっている。

魅力的な出版物やアート作品のほか、展覧会やトークショー、サイン会など様々なイベントが会期中に開催される予定で、各イベントの詳細情報は是非下記よりチェック。

【会期中のEXHIBITIONS一覧】

Exhibition 1 Guest Country- Radical Pages: A Selection of American Zines

https://tokyoartbookfair.com/exhibitions/

「TOKYO ART BOOK FAIR」の企画展として、ひとつの国や地域に焦点を当て出版文化を紹介する「Guest Country」では、これまでにスイス、ブラジル、アジア(中国、韓国、台湾、シンガポール)を特集した。開催10 年目を迎える本年は、世界のインディペンデント出版文化を牽引するアメリカをフィーチャー。

ニューヨークのアートシーンを牽引する写真家、レレ・サヴェリ(Lele Saveri)が主宰し、インディペンデント出版のプラットフォームとして機能する非営利のメディアコレクティブ、8-Ball Community。彼らはニューヨークの駅構内にあるキオスクにて、期間限定でZINEを販売するインスタレーション「The Newsstand」を展開し、その後はニューヨーク近代美術館(MoMA)を始めとする美術館を巡回したことで注目を集めた。今回の展示では、彼らのコレクションから厳選されたアメリカの歴史的に重要なZINE約150タイトルが展示される予定だ。

Exhibition 2: Guest Country- 10 Years of The Thing Quarterly

https://tokyoartbookfair.com/exhibitions/

「The Thing Quarterly」は、サンフランシスコにて2007年から10年間にわたり、年4回、計34号刊行された雑誌で、雑誌でありながらも決まったフォーマットの紙媒体で表現するのではなく、アーティストとともに日常の中で芸術の大切さを物語るオブジェクトを制作しているのは特徴となる。アメリカの現代アートおよび出版シーンの中で異彩を放つ「The Thing Quarterly」のこれまで10年の活動を紹介。

Exhibition 3: Japanese Artists’ Books: Then and Now

https://tokyoartbookfair.com/exhibitions/

本展では、現在の日本のアート出版シーンを牽引する日本人作家たちに焦点を当て、アーティストブックにおける原体験や魅力などを語った言葉とともに彼らの作品を展示。それぞれの作家のルーツや解釈を通して、日本独自の発展を遂げた写真集や漫画文化、海外のアートムーブメントと連動した表現、インターネットの発展がもたらした変化など、日本におけるアーティストブックの多様な進化の軌跡を巡り、これからの本の表現を紐解く試みとなる。

Exhibition 4:カタログでたどる、資生堂ギャラリーの100年

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現存する日本で最古の画廊といわれ、これまでに3100以上の展覧会を開催してきた資生堂ギャラリーは、1919年のオープンから今年で創設100周年を迎た。創設周年を記念し、これまでの展覧会のカタログと95 年に刊行された『資生堂ギャラリー七十五年史』の展示および一部販売が行う予定で、資生堂の企業文化誌『花椿』の無料配布や限定バッグの販売も予定されている。

Exhibition 5:CATALOGUE COLLECTIONS

https://tokyoartbookfair.com/exhibitions/

TABF 2016以来の開催となる同企画では、国内外9つの美術館やギャラリー、出版社が参加し、展覧会の会期中に現地でしか見る機会が得られなかったものから、今では貴重となった過去カタログ、現在の最新の展覧会カタログまで幅広くセレクトされた展覧会カタログが一堂に揃える。

Exhibition 6:GRRRR

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GRRRRという名称で知られるスイス人アーティスト インゴ・ギーゼンダナー(Ingo Giezendanner)。これまでに拠点とした街や旅先など、世界の都市を基づいたドローイングシリーズ作品が注目された。この度にギーゼンダナー本人も来日し、これまでの出版物を展示販売するスペシャルブースを展開。

Exhibition 7:Nobody Pavilion

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インディペンデント出版ブームに先駆けて、2005年に出版社Nobody Booksを設立したスティーブン・ギル(Stephen Gill)。妥協なく生まれた作品を最良のかたちに落とし込んだユニークな少部数発行の写真集は、世界中で高い人気を博しています。スティーブンは世界各国のアートブックフェアを飛び回り、本をたくさん詰めた重たいスーツケースを運び、DIY精神が詰まった一際目を引くブースをセッティング。

Exhibition 8:Boring Books 退屈な本

https://tokyoartbookfair.com/exhibitions/

「Culture Centre(カルチャーセンター)」とは、東京を拠点とする20〜30代の写真家、渡辺聖子、宇田川直寛、築山礁太、中野泰輔、横田大輔が、それぞれの活動がゆるやかに交差し、発表の場となるプラットフォームを目指して結成したコレクティブ。「Boring Books 退屈な本」と題された本展では、複製や流通が可能、ひとつの主題のもとに編集されるべきといった本に対する固定概念から解放された、本のあり方を探求する。

(RE)PICTURE

(RE)PICTURE<レピクチャー>は視覚的な想像力の再生を目的としたインディペンデントマガジンで、5名のゲストアーティストに共通のテーマで様々な像(ピクチャー)を描いてもらい、それらを言葉を使わずにデザインされた印刷物としてパッケージして読者へ届く。

厳選された世界中のアートブックに出会えるTOKYO ART BOOK FAIR 2019に足を運んでみてはいかがだろうか。

開催情報:TOKYO ART BOOK FAIR 2019
会 期 : 7月12日(金) 15:00-21:00 (プレビュー)
7月13日(土)、14日(日)、15日(月・祝)11:00 –19:00
会場: 東京都現代美術館
〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
料金: 入場無料  *12日のみプレビュー参加費として1,000円(税込)小学生以下無料
https://tokyoartbookfair.com