ロンドンのハイストリートファッションで絶大な人気を誇る、ファッションデザイナーデュオによるブランド、 Marques’Almeida(マルケス アルメイダ)。 ヴィヴィアン・ウエストウッドのデザインチームで経験を積んだエピソードや、過去にはLVMHヤングファッションデザイナー賞にも輝いた実力の持ち主。 

ロンドンコレクションのランウェイも常連であり、最近はパリでも作品を発表するなど、活動の幅は拡大中。 ランウェイには毎回必ず、ファッションエディターや人気セレブリティが一同に集まることから、業界内のファンが多いことでも有名。 ただのブランドでは終わらない、ロンドンのストリートシーンを制覇する話題の注目ブランドの魅力に迫る。  

プロに見出された才能と、高い実力を持つファッションデザイナーデュオ  

Marques’Almeida(マルケス アルメイダ)は、Marta Marques(マルタ ・マルケス) と Paulo Almeida (パウロ ・アルメイダ)の2人によって、20011年に設立されたファッションブランドだ。 ポルトガルの服飾学校在学中に出会った2人は、メンズウェアデザイナーとしての経験を積んだ後、2009年にロンドンへ移住。 ファッションの名門校であるセントラル・セント・マーチンの修士課程を学びながら、Vivienne Westwood (ヴィヴィアン・ウエストウッド)やPreen(プリーン)で経験を積むなど、プロフェッショナルたちによって、その才能と実力を見出されてきた。 

在学中の2011年にブランドを立ち上げた彼らは、 ロンドンコレクションでランウェイデビューを果たし、高い評価と多くの絶賛を受けた。 その後、2014年にはTop Shop(トップショップ)とのコラボコレクションを発表し、イギリス国内での注目度は更に高まることに。 

2015年には、栄誉あるLVMHヤングファッションデザイナー賞にも選ばれ、10 CorsoComo (ディエチ・コルソ・コモ) や Opening Ceremony (オープニング セレモニー)などといった、国内外の高感度セレクトショップでの取り扱いがスタート。 目利きバイヤーたちからの高い評価を受けたことでも更に注目を集め、今や世界中を始め、日本でも隠れた人気を誇っている。 

ストリートを制する、シグネチャーアイテムを生み出した背景  

順調なスタートを切った同ブランドを一躍有名にしたのは、デニムを用いたアイテムであり、今やブランドを代表する、シグネチャーアイテムとなっている。 フリンジや切れっぱなしデニムの絶妙なファブリック使いと、美しいドレープが魅力の構築的なデザインが特徴であり、ストリートスタイルとの相性も抜群だ。 

さらに90年代のエッセンスを取り入れたノスタルジックな雰囲気と、程よいモード感のあるスタイルが受け、人気に火がついた。 リアーナやケンダル・ジェンナー、ベラ・ハディッドなどの、ミレニアル世代を代表するおしゃれセレブリティたちにも愛される人気ぶりでも知られている。 

また、ロンドンコレクションでの人気も高く、チケットは争奪戦と呼ばれるほど、毎回ショーは満員で埋め尽くされる。 

過去には、Instagramを通じてショーの観覧を募集し、会場が直前に発表されるなど、ロンドンらしいスクワット感のある試みも果たし話題を集めるなど、業界内外からも注目を浴びている。 

ユニークなランウェイスタイルと、次なる新たな挑戦 

これまでロンドンを拠点に、コレクションを展開していた同ブランドだが、’19 SSコレクションより発表の場をパリへと移転した。 最新コレクションとなった’19AWでは、パリのエッフェル塔を見下ろす高校でのショーを実施し、クラシックなパリでも得意のストリートスタイルを披露。 

シャイニーでメタリックな素材を使ったシャツやブーツ、ネオンカラーを用いた新しいストリートスタイルは、どこか懐かしく、洗練された印象も受ける。 さらに、同ブランドの面白い試みは続いており、次のコレクションのランウェイを歩くモデルをInstagram上のハッシュタグを用いた投稿で公募中。 これまでも、洋服を作るデザインチームやインターンを登用するなど、ユニークなモデルキャスティングで知られていたが、一般公募は初となる。 

人種、体型、性別、国籍に制限は無く、ブランドを愛し、挑戦したいと思う者なら誰でも応募が可能とのこと。 舞台をパリに移した同ブランドの、次なる新たな挑戦は、まだまだ私たちを驚かせる未知数を秘めていそうだ。 

ポルトガルの情熱、ロンドンのストリートの生の空気感、パリの洗練された雰囲気と、ヨーロッパの各都市の良さを凝縮した魅力を持つブランド、マルケス アルメイダ。 ロンドンのハイストリートを制するブランドは、ファッション界にどう挑み続けていくのだろうか。 日本でも、オープニング セレモニーなど各セレクトショップでの取り扱いが増え始めており、ブランドの良さを実際に体感するためにも、一度チェックしてみるのがおすすめだ。