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韓国を代表するコンテンポラリーアーティストのLee Bul(イ・ブル)。 アートやカルチャーに敏感なソウルのミレニアル世代の若者たちからも注目を集める、アジアの現代アートシーンを30年以上に渡り牽引してきたイノベーター 過去にはソウル、東京、ニューヨーク、ロンドン、シドニーにて、インスタレーションを開催してきた経歴を持ち、その巨大で美しいスカルプチャーアートは一度見たら忘れないインパクトがある。 また作品には韓国の歴史的背景が投影されたものもありメッセージのある力強いアート作品が多いのも特徴だ。 韓国が生んだ、才能あふれるコンテンポラリーアーティストの魅力とその活動に迫る。   

大胆で繊細なスカルプチャーを創り出す、真のアーティスト 

 Lee Bul(イ・ブル)は、1964年に韓国で生まれ、現在はソウルを拠点に世界中で活躍するコンテンポンラリーアーティストだ。 ソウルの弘益大学校でスカルプチャー(彫刻)を学び、その類まれなる才能を開花させていった。 90年代後半後には後に、彼女自身の代表作となった、細部までこだわった曲線美を活かした「Cyborg(サイボーグ」シリーズを発表。 

大胆で繊細なスカルプチャーアートは見る者を惹きつける魅力を持ち、これまでに数々の国際的な芸術賞を受賞。 過去には、韓国の美術館やギャラリーはもちろん、日本の森美術館を始め、ニューヨークのグッゲンハイム美術館、パリのパレ・ド・トーキョーでの展示を開催するなど、世界的アーティストとして活躍している。 

探究心を養う、ユニークなインスタレーション方式 

彼女のアート作品のもう一つの大きな魅力は、独特なインスタレーション方法だ。 興味深いことに、政治からテクノロジー、身体的視点、人間の意識、韓国の歴史的背景まで、普遍的なものから、常に多種多様なテーマが掲げられていることが多い。 実際に彼女のエキシビションに行ってみると、スカルプチャーやアート作品を通じ、力強いメッセージが発信されていることが感じられる。 昨年ロンドンのヘイワードギャラリー、ベルリンのマルティン・グロピウス・バウで開催された個展「Crash」では、メタリックな素材や無数に重なる曲線や直線の融合などの作品に交え、韓国の歴史的背景が投影されたインスタレーションが開催され、多くの反響を呼んだ。 

今年11月にはイタリアで開催される国際アートフェスティバルのヴェネツィア・ビエンナーレにて作品を出展予定であり、更なる注目が集まっている。 

韓国を代表するアーティストとして世界から注目を集める、イ・ブル。 アートというフィルターを通して伝わるメッセージは、私たちに新たな発見やアイディアをもたらしてくれるに違いない。 アジアの現代アートが今後どのように変化していくのかにも、彼女の今後の活動と共に注目していきたい。