【21Questions】「一つの音楽業界の中で別の柱を立てる」フレデリック 三原健司に聞いた21の質問

今回は、「フレデリック」のVo.&Gt.を担当している三原健司さんに21の質問。

一度聞いたら寝ても覚めても耳から離れることのない中毒性が魅力のバンド「フレデリック」。そのVo.&Gt.を担当している三原健司さん。最新EP「VISION」や、次で30歳を迎える自分自身やバンドの未来について、涼やかで端正な目元に、メラメラ炎を灯し熱く語っていただきました。弟の康司さんに対する思いや、交流関係など、インタビューでしか知ることのできない意外な一面にも迫りました。

Q1.音楽に興味を持ったきっかけは何ですか?

中学校の頃に僕が陸上を始めた時、双子の弟の康司が陸上を途中でやめて軽音楽部に入って音楽を始めたんです。それまではず〜っと一緒の部活をやってて、何やるにもずっと一緒だったんですけど。それで中学3年の文化祭の時に、康司がベースをやってるのを見て、音楽って聞くだけじゃなくてやるのもすごく楽しいんだろうなとその時思って。それが自分でも音楽をやってみようと思ったきっかけです。

Q2.最も影響を受けたアーティストは誰ですか?

「たま」っていうアーティストですね。彼らは、例えばドラムじゃなくてこだわりの風呂桶とかで演奏されたりとかしてて。僕の中にあった”バンドの音楽はドラムって決まってるだろう”みたいな概念を全部ぶっ壊してくれて、かつ、音楽ってこんなに可能性があるんだ!っていうのを教えてくれました。自分たちもアーティストを目指すなら一つの概念にこだわらずに、もっと広い目線で見れる様な存在になりたいと思います。

Q3.学生時代にどんなアーティストをコピーしていましたか?

学生時代は主にボーカルをやってたんですけど、軽音楽部の中には女性ボーカルもいて、そういう子たちとバンドをやる時に、僕はギターを始めました。その時はJUDY AND MARYだったりサディスティック・ミカ・バンドみたいなJ-POPを演奏していましたね。ギタボはこの時はやってなかったかな。

Q4.メンバーとの出会いは何ですか?

高校を卒業後、僕は音楽の専門学校に、弟の康司は芸大に入った時に、プロとして音楽やっていくなら、康司と一緒にやっていきたいと思ってフレデリックを結成しました。その後他メンバーを募集したんですけど。「一生バンドを一緒にやっていくなら、楽器の上手さっていうよりは、一緒にいて意見がいい合えるかとか、波長が合うのか」っていうところが大事だろうって思って。

それで色んな人とセッションしてた結果、今のギターの隆児と出会いました。彼は”ここ俺絶対ギターソロ弾きたいから!”みたいな”我”がいい意味でない、楽曲全体のことを考えてたいってタイプの人やから良いなと思って。で、そのあと、サポートでドラムを手伝ってくれてたタケルくんが正式加入っていう形で入って、今のメンバーの編成になりました。

Q5.フレデリックさんの最大の特徴「中毒性のある音楽」はどのようにして生まれたのでしょうか?

もともとは自分たちではそんなに意識はしてなかったんです。うちの楽曲はまず初めに、康司がギター、ベース、ドラム、歌、歌詞も全部入った、一つの楽曲として完成したデモテープを僕たちに聞かせてくれて、そこからメンバーで一緒に作り上げていくスタイルをとってるんですけど。何回かデモ聞いたあとに、家帰ってふと「あのデモめっちゃ回るな〜」って思い出すっていう曲が自分たちでも多くて。そこからですかね。狙って作ったというより、もともとあったものに気づいたっていう感じですね。

Q6.「スキライズム」「かなしいうれしい」のように二面性がテーマになっている曲が多い印象ですが、これは三原さんが双子であることに関係しているのでしょうか?

康司から聞いたんですけど、康司は僕と一緒になんでもやってて、康司にあって健司にないもの、健司にあって康司にないものっていうのをすごく感じるって言ってて。同い年だと見てる景色も一緒だし、だいたい考えてることも一緒なのに、これだけ違うのか、っていうのを目の当たりにしてきた生活の中から、自分の中の二面性への意識に気づいたみたいです。相反する言葉が混ざった時に生まれる核反応みたいなののルーツは、そういう二人で双子で一緒にやってきた生活とか、そういうので培ってきたものちゃうかなと思いますね。

Q7.双子の弟、康司さんとは喧嘩するのでしょうか?

今はほとんどないけど、昔はよくありましたね。そこは兄弟なんで。見てる景色も一緒なんで、考えてることがわかるんですよね、だいたい。”絶対今めんどくさがってるやん!”とか、”今気い使ってるやん”とか。そういうのがわかる状態で仕事になってるんで。そこのプライベートと仕事の溝を埋めきるのに時間がかかりましたね。上京する前実家で暮らしてた時は、仕事して帰ってきても、もめてもずっと一緒で、切り替えるタイミングがなかったんです。今はそういう時間があるので、仲は良いと思いますよ。

Q8.健司さんが思う、康司さんの魅力は何ですか?

康司はものを作る才能があって、そういうことをするのがすごく好きな子だったんです。

小学校の頃から、ノートに迷路を書いたりとか。僕にないアイディアを持ってくる、そしてそれを実現できる能力があるっていうのはすごいな、って思います。今でも作詞作曲ができるっていうのは、本当すごいなって思うし。ものづくりに関して、すごく長けてるなと思いますね。

Q9.フレデリックさんの曲をギタボで演奏したいと思ってる方に、メッセージをお願いします。

フレデリックは、全楽器のフレーズに意味がある。俺がギターを弾いた後に、隆児がその合間を埋めてくれるみたいな。隙間の心地よさ、休符の心地よさ、みたいなものをすごく大事にしているんです。バンドによっては全部開放弦バーンみたいな感じでかっこいいバンドもあるけど、フレデリックはフレーズにちゃんと意味をもたせてるので、コピーするならしっかり演奏することが大事だと思います。

Q10.最新EP「VISION」の中で一押しの曲は何ですか?

全部推し曲で一つに絞れないんですが、リードトラックとしてやってる「VISION」ですかね。自分たちのバンドは、「もっともっと進化して研ぎ澄まされてかっこよくなって帰ってきます」っていうのを大事にしてて。その上で、メジャーデビューして今年で5周年。年齢でいうと次で30になるっていう今、どういう曲を書くのが一番なんだろうって考えて。やっぱり未来を見せて、さらにフレデリックを知ってくれてる人も自分たちもワクワクできる曲を、書きたいなと思ったんです。そのテーマに沿って、みんなでちゃんといいものを作れたのが、自分は「VISION」だなと思うので一押しですね。

Q11.今回のEPの中で作成するのに一番苦労した曲は何ですか?

やっぱりリードトラックの「VISION」になるんですかね。進化しよう、と言ってるのに普通の一辺倒な歌い方じゃ面白くないし、説得力もないし。じゃあちゃんと今までやってきた技術みたいなところを入れていこうって言って、いろいろ工夫をしたっていうのが「VISION」になってきますね。

Q12.今回のMVでこだわったところはどこですか?

どの監督さんにお願いするかは、今回も大切にしています。僕らは4人の頭の中でできてるものと、その監督さんが思うフレデリック像っていうのと掛け合わせることをすごく大事にしていて。今回も初めての方やったんですけど、色んなギミックを使ってもらったりだとか、この人がフレデリックっていう音楽を昇華してMVにするとこんな感じになるんだっていうのが発見できて、すごく面白かったです。

Q13.ライブでは音源以上の高いボーカル力でファンを魅了している健司さん。ライブ前気をつけていることはありますか?

最近は逆に気にしないっていうのを大事にしてます。ボーカリストってこだわり出すとめちゃくちゃあると思うんですよ。カフェインとったらダメとか、メロン食べないとか。でも声を出すのって精神的なものもあるんで。自分も気にしすぎて逆に声の調子が悪くなったみたいな時もあったんで、それを気にしすぎないっていうのを大事にしてますね今は。もちろんライブ前のストレッチとか、お腹いっぱいにしないとか、かといってお腹空かせすぎないとか。最低限のことはやるんですけど。けど基本は好きなもの食べて飲んでます。

Q14.ライブ中に気分が高まるファンの仕草は何かありますか?

基本的に楽しんでくれてたらそれでいいっていうのはありますけど、フェスとかで見る、外国の方の踊り方にちょっと高まっちゃいます。外国の方って、日本の方とはちょっと違って、自分の一番楽しい踊り方で踊ってくれるので、やっぱり目立つんですよ。そこで文化の違いが楽しめるし、面白いなあと思う。日本人でもちょっと目立った動きする方いらっしゃるじゃないですか。そういう人たちってある意味一番音楽を楽しんでるなって思っていて。周りの目を気にせずに没頭してるから完全に。ここまで俺らの音楽で楽しんでもらえてんねやって思って、結構そういう人には注目したりしますね。

Q15.FREDERYTHEM TOUR2019-2020、SEASON1, 2を終えて、今の心境はいかがですか?

今回、1年間のライブのスケジュールをファンの人に見せるのは初めてだったので。フレデリックってバンドはここに向かってるんだ、みたいな目的地がすごくわかりやすくなったんじゃないかと思います。FINALの横アリに向かって、4人だけじゃなくて、そこについてきてくれている人たちも一緒に同じ方向見れてるなっていうのを、SEASON1と2は、すごい噛み締めてましたね。

Q16.これから始まるSEASON3, 4, FINALに向けての意気込みをお願いします。

今回SEASON3の~UMIMOYASU編~、SEASON4の~VISION編~、SEASON5の~終わらないMUSIC~と。全部コンセプトを変えて、自分たちが一番楽しめるように作るようにしていて。これからの自分たちの、30代とかその先の未来で見ていく景色が、もっと素晴らしいものになるように、ずっとワクワクして作っています。なので、きてくれた方は余計にいいものを見れると思ってます。楽しみにしていてください。

Q17.ファッションへのこだわりは何かありますか?

とにかく巡り合わせを大事にしてます。ネットで見てこの服いいなって言って買い物に行くんじゃなくて、とりあえず服屋に行って、「あ、これめっちゃいいやん」ってその場で出会ったものを買う。スタイリストとかカメラマンの友達に、”こういうのある?”って聞いて、渋谷とかの面白そうな服屋さん紹介してもらって行ったりしてます。

Q18.普段どんな方とご飯に行かれるのですか?

KANA-BOONの鮪くんとか。なんか付き合い長いっすね。あの子面白いんですよ。僕も鮪くんもめっちゃワイワイするタイプじゃなくて、例えば大きな打ち上げがあったときには、ワイワイするところにいない、みたいなところの波長がすごい合って。確かに俺に似てんなこいつって思って(笑)だから大勢の打ち上げがある時は、鮪君と一緒にいること多いですね。

Q19.2017年にはアジアツアーをされていますし、MVのyoutubeコメントも海外からのコメントが多いです。今後海外進出は考えているのですか?

日本で認められた上で海外にも行ってみたいなっていうのはありますね。youtubeコメントも、インスタとかのコメントもちゃんと見てるんですけど。そこでやっぱり日本だけじゃなくて海外の人にも認めてもらってるっていうのがあるから、いつかライブは行きたいなって思ってます。でもそこにだけメインの活動を持って行こうとは思わない。日本でちゃんと認められた上で、海外にも活動の幅を広げてライブできるような存在になりたいと思ってます。

Q20.今後の目標は何ですか?

自分たちは今ブームを引っ張ってるっていうよりは、一つの音楽業界の中で別の柱を立てようっていうのをずっとやっていました。これからは自分たちの音楽ジャンルみたいなのをもっともっと確立した上で、世間の流れとぶつかって、いつか自分たちがブームになればいいなって思ってますね。

Q21.最後に読者の方にメッセージをお願いします。

アーティストへのインタビューって音楽を聞くだけじゃ見えない一面が詰まっていたりすると思うんです。「あ、この人こんな一面もあったんだ」みたいな。僕もインタビューから入ったアーティストもいたりするんで、そういうのをきっかけに音楽とも繋がっていけたらいいなって思います。だから初めてこの文章とか見てくれた人とかも、これをきっかけにして僕らの音楽を聞いてもらえたらいいなって思いますね。よろしくお願いします!


【三原健司プロフィール】

1990年生まれ。フレデリックのVo.Gt担当。双子の弟三原康司に影響を受け、音楽を始める。その高いボーカル力とギターテクニックで、音楽業界を震撼させ、ファンを魅了し続けている。

【フレデリック】

神戸にて結成された三原健司(Vo./Gt.)、三原康司(Ba.)の双子の兄弟と、赤頭隆児(Gt.)、高橋武(Dr.)で編成される4人組バンド。初年度MASH A&Rオーディションにて特別賞を受賞。独特なユーモア性、そして幅広い音楽的背景から生みだされる繰り返されるリズムと歌詞は中毒性が高く、”忘れさせてくれない”と話題になり、一筋縄ではいかないスタンスを持ったバンドとしてシーンを席巻。印象的なMusic Videoやアートワーク等楽曲以外のクリエイティブも関心を集めている。また、ライブならではの楽曲アレンジや多彩な演出でライブバンドとしても定評があり、2018年4月には初のアリーナ単独公演を開催。どのシーンにも属さない「オンリーワン」の楽曲とそのスタンスに注目が高まっている。

 

【Information】

2019年9月20日(金)18:00解禁

フレデリック、2nd EP「VISION」より

タイトルチューン「VISION」が9/25(水)にデジタル先行配信決定!同日夜にMVをYouTubeプレミアで公開!!

<9月25日(水)〜「VISION」デジタル先行配信スタート>

https://frederic.lnk.to/VISION20190925

<「VISION」MV YouTubeプレミア公開>

9月25日(水)18:00~

視聴予約URL:

https://youtu.be/bhg1oDpmxL4

<リリース情報>

2nd EP「VISION」

2019年10月9日 リリース

■初回限定盤(CD+DVD):AZZS-98 / ¥2,200(tax out)

■通常盤(CD):AZCS-1086 / ¥1,300(tax out)

<初回限定盤トレーラー>

https://youtu.be/CWCG3W4iSRA

CDショップ先着予約購入特典

タワーレコード:「VISION」オリジナルジャケットステッカー

一般CDショップ:「VISION」オリジナルB3ポスターカレンダー

CD購入者限定特典

QRコード付きスペシャルラミネートパス封入(初回プレス分のみ)

※こちらに付属するQRコードからスペシャルな映像がご覧になれます

<ツアー情報>

FREDERHYTHEM TOUR 2019-2020

□FREDERHYTHM TOUR 2019〜UMIMOYASU編〜

10月11日(金)岡山 CRAZYMAMA KINGDOM ※SOLD OUT

10月12日(土)広島 BLUE LIVE ※SOLD OUT

10月14日(月/祝)高知 キャラバンサライ※SOLD OUT

10月18日(金)宮城 仙台Rensa ※SOLD OUT

10月20日(日)新潟 LOTS ※SOLD OUT

10月22日(火/祝)石川 金沢 EIGHT HALL ※SOLD OUT

□FREDERHYTHM TOUR 2019〜VISION編〜

11月16日(土)北海道 Zepp Sapporo

11月29日(金)愛知 Zepp Nagoya

12月7日(土)福岡 Zepp Fukuoka

12月14日(土)大阪 Zepp Osaka Bayside  

チケット一般発売中

□FREDERHYTHM ARENA 2020〜終わらないMUSIC〜

2020年2月24日(月/祝)神奈川 横浜アリーナ

LINE TICKET先行

<1次>09月17日(火)12:00 – 09月23日(月)23:59

<2次>09月24日(火)12:00 – 09月30日(月)23:59

https://ticket.line.me/sp/frederic

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