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前作がドラマ『きのう何食べた?』、映画『今日も嫌がらせ弁当』の主題歌に採用されたことでも話題のフレンズが、それからわずか3ヶ月後の9月25日、6曲入りのEP「HEARTS GIRL」を早くもリリースした。

大人の恋

フレンズの特徴として挙げられるのは男女混声であるということだ。メインボーカルであるオカモトエミとひろせひろせが交互に歌うことで男女の本来確かめようもない場所にあるはずの気持ちが、1つの楽曲の中で昇華されていく。

EPのタイトルでもある「HEART GIRL」は”大人”の恋への憧れを歌う楽曲である。情景としてはお酒を交えたパーティーで抜け出した二人のシーンである。歌詞の中では「パーティー」「Liquor」「履きなれないヒール」「始発待ち」が登場する。高校生にとっての大学生が実際はさほど年は離れていないのに大人に感じてしまうことと同等の、幼い時誰もがどこかで見聞きした大人を象徴するようなワードが並ぶ。いつか夢見た大人な空間に、気になる異性と二人でいることの高揚が伝わってきて仕方ない。このいい意味で軽いオカモトエミのポップな声質が”大人”の恋に対する憧憬を歌にすることで、リスナーの中にいる子どもな自己が呼び起こされるのだ。

「言葉なんてなくてもいーじゃん」

「けどやっぱり 褒めてほしーじゃん?」

フレンズ/『HEART GIRL』より

誰の中にもいつまでも子どもな自分がいるはずだ。生きる上での様々な対峙が社会性を身につけることへと繋がり、子どもな自分を他人には見せない上手な人こそ”大人”と見られる。そんなもの気持ちの重なった恋人同士の間には不要なのかもしれない。