今回は、刺繍作家、チョモランマ池田さんへ聞いた21の質問をご紹介。
持ち前の絵の才能と技術を生かし、選び抜かれたヴィンテージアイテムたちに日本の色を刻み込んでいく。
そこに込められた思いとは。
Q 1.お名前を教えて下さい。
A、チョモランマ池田です
Q 2.何歳ですか?
A、22歳でございます
Q 3.普段は何をしていますか?
A、刺繍とペイントをしています。
たまに被写体をやったりしています。
Q 4.素朴な質問なのですが、「チョモランマ」というお名前の由来は何でしたか?
A、専門1年でバンドを組んだ時に目立つ名前が欲しかったんですけど、
その時部屋で【チョモランマトマト】っていうバンドの曲がかかっててそこからです。
Q 5.ファッションの道へ進もうと思ったきっかけを教えてください。
A、服が好きだったっていうのが1番なんですけど、仕事にはしないつもりでした。
ただ、進路を決める時期におかんに「どうすんの?」って低めのトーンで言われて(笑)
それで半ば適当に決めました(笑)
Q 6.卒業してから間もなくして、現在の刺繍作家の道を目指しましたね。元々刺繍ということに興味があったのですか?
A、はい。vintageのスカジャンが好きだったんですけど、高くて買えないから自分でやるようになりました。
Q 7.どういったことからイメージしたり、刺激を受けて作品作りをしていますか?
A、刺青だったり、日本の音楽だったり、日本的なものに刺激を受けますね。
日本人だし。
Q 8.どういったアイテムに刺繍をしていますか?
A、刺繍をしなくてもそのまま売れる、通用する服にやります。
Q 9.自ら買い付けているそうですが、ヴィンテージアイテムはどのように選んでいますか?
A、特に無いですが、着てて落ち着かない素材は無意識に避けてるかもしれないです。
Q 10.どのように刺繍と向き合っていますか?
A、甘えてると思います。
Q 11.どのくらいの頻度で作品作りをしていますか?オーダーメイドで作ることもあるのですか?
A、月1~2着、ペイントはボディがあれば何着でも。
オーダーメイドはあまりしませんが、受け付けてはおりますよ。
Q 12.作品へのこだわりは何でしょうか?
A、こだわりは自分の感情を持ち込まない、です。
Q 13.物作りを通してどういったメッセージを残していきたいですか?
A、特にメッセージはないですけど、お前らぼくみたいになったらあかんぞ!ってのはあるかもです(笑)
Q 14.ご自身のリメイクブランド「生殺与奪(Seisatsuyodatsu) 」についてのタイトルのコンセプトを教えてください。
A、暴走族ぽい名前がいいなとは思ってつけたんですけど、友達と話してる時に「そのままで通用する服」に刺繍をするってことはその服を生かすも殺すもこっち次第だな、って。後付けですけど(笑)
意味がぴったり来たので、これでよかったなと。
Q 15.最近のオススメのアイテムを教えてください。
A、50〜60sのダブルのジャケットに刺繍した顔龍です。
50s souvenirの中でもあまり見れない顔龍をモチーフにしました。
Q 16.今まで幾度かに渡り展示会やポップアップストアを開催されていたり、雑誌で特集されていたりしていますね。実際に自分の作品が他の人の手に渡った際どのように感じましたか?
A、認められた!って思います。売れるってことは1番わかりやすい評価なので。
お金が全てじゃないけど、単純にいい評価されてるな、って嬉しいです。
Q 17.今年の10月の高円寺での展示会に向けての意気込みを教えてください。
A、やっべえ〜〜って言われるような展示会にしたいですね。
Q 18.たまにモデルもされているそうですが、普段は作品を作る方からモデルという自分自身が作品になることをどのように感じますか?
A、単純に自分のビジュアルを気に入ってもらえてるのが嬉しいです。
中高とコンプレクスの塊だったんで(笑)
作品として携わった中では、【MIYANISHIYAMA】っていうブランドの男子コレクションが面白かったです。
Q 19.現在の日本や世界のファッションをどのように見ていますか?
A、ファッションってものが難しくなってる気がします。
結局娯楽なんで、そんなに気にしなくていいと思います。
Q 20.今後の目標や挑戦していきたいことは何ですか?
A、文章を書くのが好きなのでコラムの掲載とかしてみたいです。
あとはチンピラの役とかで演技をしてみたいです。
Q 21.最後に、チョモランマさんのライフスタイルを通してメッセージをお願いします。
A、10月に高円寺の【ALBA圓】というバーでA/Wの展示、即売会をします。
オール新しい顔ぶれで出すので是非ご来場ください。
文化を卒業してから迷いはあったが、自分の感性を信じて刺繍作家、ペインターとして才能を開花させた。
眠っていた一点一点の服は、魂がこもった新たな作品として生まれ変わる。
今年の10月には、どういったニューアイテムに出会えるだろうか。
とても楽しみだ。
チョモランマさんのInstagram @hijackclub
生殺与奪Instagram @qomolungma
オンラインショップ:https://qomo.thebase.in