【21Questions】花と生きるアーティスト、コウイチハシグチ

今回は、アーティスト、コウイチハシグチさんへ聞いた21の質問を紹介。花に人生を注ぐ一人のアーティスト。生まれ持った芸術的感覚で東京コレクションやイベント会場など数々のシーンにダイナミックで繊細なコウイチハシグチと花たちの生命の世界を艶やかに落とし込んでいく。日常に欠けている美の感覚を蘇らせる彼の才能に迫る。

Q1:お名前を教えて下さい。

コウイチ ハシグチ

Q2:何歳ですか?

22

Q3:普段は何をしていますか?

たまにダンサーとして表に出ることがあります。バイトもしてます。割と自由気ままに過ごしてますよ。

 

 

Q4:幼い頃から花に囲まれた生活をされていたこともあり、特別な環境がありましたね。幼い頃のコウイチさんはどんな子でしたか?

特に自分でどうと思ったことはないですが、多分人間観察は好きで、人見知り。

Q5:成長していくうちにファッションに興味を抱かれて、それでもやはり花と自分自身は切っても切れない関係になっていましたね。美容関係の仕事から花を使ったアーティストとしての道へシフトチェンジした際のご自身の中での葛藤や心境などお聞かせください。

高校を卒業するまでは花と毎日触れることがありましたが、上京して就職して、美容室に就職したんですが、その時店に飾る花を買いに気づいたら毎週自ら花屋に足を運んでて花も選んでて、あ、自分花がないと落ち着かないな、ということに気づいたんです。葛藤っていうのはあまりなかったですが、特に同世代や花に関わらない人たちにもっと花の魅力を知ってもらいたいと思いました。

 

 

Forevermarkからインスピレーションを受けた作品「EACH OF THE SHINE

Q6:日々、どういったことから影響を受けますか?

もともとダンスをやってたりで音楽からインスピレーションを受けることもありますが、日常生活の一つ一つよく見て観察して研究すると、もっと本質的なものがあるということは、日々気付かされます。シンプルでも難しいことばかりです。今の世の中には情報がありすぎて、そのものの意味を感じて解釈するにはとても難しい状況だと思います。

Q7:アーティストとしてご活躍されて、初めての制作のことを覚えていますか?

ラフォーレの店舗に大きな花を飾ったのが初めてお金をいただいて仕事した時ですが、案外スッと花を生けられたのを覚えています。ただ毎回限られた資材の中でも花そのものの美しさや、その空間とのバランスに関しては一切妥協することはしていません。

Q8:花を使った表現者として様々なコラボレーションをしてきたコウイチさんですが、どのようにそれぞれの作品の中に「ハチグチコウイチ」の色を落とし込んでいきますか?

生々しさ、花の呼吸を感じれる作品を意識してます。

Q9:作品制作中にはどういった空間作りをしていますか?

作業効率云々は別として基本フリースタイルなのであまり決め切らない自然体を意識しています。

Q10:ちなみに、同年代である柳沢春馬氏ディレクションで今年の3月に開催されたエキシビション【DISTRICT 24】でも大胆かつ華やかで妖艶な作品が一際目を引いていましたね。その時のことをお聞かせください。

我々が見て来た東京について、コラボしたYuki Nakajo氏(killa)とは何度も打ち合わせをしてシンプルで伝わりやすいように心がけました。むしろ、そこにユース同士でしかわからない暗黙知を潜ませるのが少し楽しかったです。植物を無機物と対比させることでエネルギーを感じやすい作品なっていたはずです。春馬氏とも話していた共通項としては生、いわゆるLIVEでしか感じられない物、コンパクトにノーストレスで情報を得られる若い世代に対してのアンチテーゼ的な部分も含まれています。

 

 

Q11:どのように花と向き合っていますか?

人と同じです。生き物として向き合います。

Q12:そこには、自分と花の共通点やリンクする部分もあるのでしょうか?

共通点、難しいですね。彼ら(花)はそう思ってないかもしれないので…ただ花も人間も一人では生きていけませんね。

 

Q13:LOYALTY」。コウイチさんにとってこの言葉の意味とは?

花そのものに対しての真心。花を人に送る時、その人に対する真心。僕だけの意味ですが僕にとっては母に対する真心、誠の思いに由来します。花を教えてくれた師匠(母)に。僕にとっての花の持つイメージは母なんですね。生まれた時からそうですから(笑)

 

 

Q14:本格的にご活躍されて2年ほどが経ちましたが、自分の中で何か変化や新たな発見はありましたか?

発見というものかはわかりませんが、作り手と受け手のギャップについて考えるようになりました。やはり何を伝えたいかを大切にしたいなと思っています。そのためにもっと多くの手段や工夫を考えないといけないという、コンセプトだけじゃなく物理的なものの持つパワーや取り巻く環境を気にするようになりました。

Q15:現在、作成中の作品はありますか?

特に決めてはいませんが、NYにいる@yokosnoopyというストリートフラワーアーティストとセッションできたらと考えています。します。

 

Q16:自身のご活躍はユースカルチャーとの繋がりもかなり影響しているかと思いますが、そのことについて教えてください。

もともと昔からいる仲間たちの影響でしょうね。春馬もしかり、コラボしたyuki nakajyo氏、一緒に仕事させてもらっている【maison de F】や【TENDERPERSON】、以前こちらのインタビューにも出て来たベニ橋本奎(youth quake)など昔から知っている仲間たちは昔から人と違って輝いていた奴らで、その中で面白いことをしようとするそれ自体がカルチャーになってるんだと思います。自分で言うのもなんですがこの世代はなかなか面白い奴らが揃ってるんじゃないかって思います。

 

 

Q17:ファッションにもかなりこだわりがあるかと思いますが、コウイチさんのファッションスタイルについて教えてください。

昔の80年代の映画やそのスタイルは好きです。でも古着ばっかりであんまり高いものは買いませんね。

 

Q18:ちなみに、好きなテイストやデザイナーなどはいますか?

ゴルチエなどちょっと変わっって作り込んでるのは単純に好きですね。

Q19:今後、挑戦していきたいことについて教えてください。

生花やドライだけではなく「花」をモチーフとして様々な表現方法を見つけて生きたいです。今コラージュなどに手を出したりしていますね。

 

 

Q20:コウイチさんにとって花とは何でしょうか?

美しいものです。自然にできたものであって見てると素直になれますね。

 

Q21:最後に、コウイチさんのライフスタイルを通してメッセージをお願いします。

僕はだいぶ自由に生きてますがそのぶん苦労することもしかりです、でも自分の人生やったもん勝ちなのではないですかね。日々勉強です。

 

忘れてはいけないことは私たちも自然の一部ということ。彼は自身を通してつい忘れてしまうこの感覚を取り戻させてくれる。花と一体となり、アーティストやデザイナーたちの生み出す創造的世界に更に色気を与えていく。コウイチさんと一本一本の花たちが伝えるメッセージを五感を研ぎ澄ませ、そこから聞こえてくる静寂でディープな鼓動と吐息を感じてほしい。

 

 

 

 

コウイチさんのInstagram @ichihashiko

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