【21Questions】シックでファッショナブルなコラージュアートを作り出す、ヤビク エンリケ ユウジとは

今回は、コラージュアーティスト、ヤビク エンリケ ユウジさんへ聞いた21の質問を紹介。生まれ持ったその芸術センスにオカモトレイジ氏主宰のイベントにも抜擢される。20歳のヤビク エンリケ ユウジが作り出すディティールにこだわったアートの世界に迫る。

Q1:お名前を教えて下さい。

ヤビク エンリケ ユウジです。

Q2:何歳ですか?

今年20歳になりました。

Q3:出身はどこですか?

ブラジルのサンパウロです。

Q4:普段は何をしていますか?

今年は服飾専門学校を休学していて、アルバイトをしながらコラージュアーティストとして活動しています。

 

 

「Johnny, Kate in Philippine」

 

Q5:ご出身がブラジルということもあり、ワールドワイドな視野を持っているヤビクさんですが、日本を拠点にしようと思ったきっかけは何ですか?

両親の仕事の関係で11歳の時に引っ越して来ました。

Q6:母国について少しお聞かせください。

僕が住んでいたサンパウロはブラジル最大の都市であり、様々な文化が混じり合う多国籍な都市でした。裸足でサッカーをしたり、アートとは無縁だったけどサンパウロっていう色々とごちゃごちゃに混じり合ったあの地元が今の感覚に結びついた気がします。

Q7:コラージュアートに出会ったきっかけは何でしたか?

先輩に勧められて通い始めた古本屋で一番最初に買った50円の60年代【PLAYBOY】を適当に切り取って適当に紙に貼り始めたのが最初でした。

Q8:ヤビクさんのコラージュアートの背景には様々な世界観などが隠されているかと思いますが、日々の作品作りの中でどういったことから刺激を受け、コラージュに落とし込んでいますか?

ほとんどの作品は何も考えずに直感で気に入った写真を切り抜いてひたすら良い位置を探して貼ります。時々、好きな映画、音楽から引っ張った歌詞や映像で自分なりのストーリーを作って表現します。外出している時は建物や看板などの色合わせを見て作品に落とし込んだりします。

 

 

「Lost all my stuff」

 

Q9:ヤビクさんがコラージュを通して、伝えたいメッセージとは?

少しでも自分の世界観が伝わったら嬉しいです!

Q10:一番最初に作った作品「It is all about efficiency」について教えてください。(詳細:トップ画像)

初めてちゃんと制作して額縁に入れた作品は未だにお気に入りの一つです。好きなフォトグラファー【Juergen Teller】の写真と当時ひたすら聴いてた【Cosmo Pyke】の歌詞を使って2時間ほどかけて制作しました。紙以外の素材も使いたいと思ってチェキとサランラップを貼りました。

 

 

「Cosmo Pyke – Chronic Sunshine」

 

Q11:素材はどのように集めていますか?

古本屋さんやリサイクルショップで買ったり、身近にあるものを使っています。道路に落ちているものを拾って使うときもあります。

 

 

「Yo mom, I got a god damn big dream!」

 

Q12:作品作りのディテールへのこだわりはありますか?

作品は全てアナログで作るようにしています。紙全体を埋めるのがあまり好きじゃないので、いかにも余白を残しつつ少ない写真で表現出来るかを毎回挑戦しています。

Q13:作業中の環境作りはどのようにしていますか?

とりあえず【Daniel Caesar】、【Cosmo Pyke】、【Puma Blue】をひたすら流しています。

Q14:去年の11月27日に中目黒のWK Galleryにて、オカモトレイジ氏主宰の24時間エキシビションマッチ【yagi】に出展されましたね。

尊敬している先輩からお誘いがあった時はとても嬉しかったです。僕自身初の展示だったので緊張感がありましたが、とにかく気合いが入って、短期間でたくさんのコラージュを制作する事ができました。イベントでは様々なアーティストやファッション業界の人たちとも話すことが出来てとても貴重な体験になりました。

Q15:実際に多くの人々の目にご自身の作品が届き、その後のご活躍はどうですか?

想像していた以上に多くの人が作品を気に入ってくれて、いくつか仕事のオファーも頂く事が出来ました。

 

 

 

「Miu Miu Spring/Summer 2052」

 

Q16:文化服装学院の学生としてスタートし、その後コラージュアーティストとして才能に目覚めたヤビクさんですが、元々はファッションを学んでいたのですか?

服作りがメインの学部でファッションを学んでいました。服はとても好きなのですがパターンを引いたり、ミシンで長時間地道な作業を続ける事が苦手だって事がわかりました。

Q17:海外でのご活躍も視野に入れていますか?

もちろんです。海外移住は中学生の時からの夢なので、いち早く海外で何か出来たらと思っています。

Q18:作品とご自身との関係性とは何でしょうか?

今はコラージュを制作している時が一番落ち着けて、表現手段として一番自分に合うと思っています。

 

 

「Supreme NY」

 

Q19:現在、次の個展に向けて作品作りをされているとのことですが、どういった作品を発表する予定でしょうか?

特にテーマは決めていなくて、とにかくたくさんのコラージュを制作する予定です。今まで使う事がなかった様々な素材にも手を出して斬新なものも作ってみようかと思っています。

Q20:今後、挑戦していきたいことや目標について教えてください。

今後もコラージュを作り続けながら個展やアーティストとのコラボを増やして、もっとたくさんの人に作品を見てもらいたいです。アパレルを本格的にやることも目標の1つです。

Q21:最後に、ヤビクさんのライフスタイルを通してメッセージをお願いします。

今年は、ほぼ何も考えずに休学しました。仕事を辞めて途方に暮れてた時にコラージュに出会ってまさかここまでなるとは想像もしていませんでした。一番期待していないときに意外な特技に気づいたり、それが何かへの良いきっかけになったりするんだなと思いました。とりあえず、好きなことがあれば何事にも挑戦することはとても大切だと実感しています。

 

細かなディティールと様々な素材が無造作にレイヤーになって混じり合り、オリジナリティー溢れるコラージュアート。異文化の感覚を独自のアートに落とし込む。今後も更にコラージュアーティストとして活躍していくヤビクさん、どんな新たな魅力を見せてくれるのだろうか。

 

 

「Never look forward」

 

 

ヤビクさんのInstagram @henrique_yabiku

 

 

People

F-MAGAZINEは、世代をリードするクリエイターやアーティスト達を紹介しています。



VIEW ALL >