Valentino(ヴァレンティノ)がパリ・メンズ・ファッションウィーク初日、ショーを開催した。Pier Paolo Piccioli(ピエールパオロ・ピッチョーリ)が単独のクリエイティブ・ディレクターに就任してから初のメンズコレクションとなる。

とはいえ今季は、イギリスのアーティストJamie Reid(ジャイミー・リード)とのコラボレーションで、大きな味方をつけた。

クラシックでジェントルマン、Valentinoメンズとイギリス紳士に相応しいこれらの形容詞に自ら反逆するかのように、パンクの要素を取り入れた。

クチュール級のテイラリングを施したコートやジャケットにはベースボールキャップを合わせ、足元はスニーカー。序盤はシックなグレーやブラックで統一されるも、中盤以降はピンクやパステルイエロー、オレンジなどポップなカラーが目立ち始めた。

Jamieの作品はキャップやニット、コートに反映。”Reclaim your heritage.(伝統を取り戻せ)” ”Beauty is a birthright and It seemed to be the end until the next beginning(美は生まれ持った権利であり、次の始まりまでに終焉を迎える)”といったメッセージが、ストリートの要素を強めている。

政治や世間に対する主張のようでもあり、Piccioliに向けた激励ともとれる。彼はそれに応えるどころか、期待以上の成果をメンズ・ウィメンズともに披露した。

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