Maison Kitsuné(メゾンキツネ)がニューヨークに旗艦店をオープン

Maison Kitsuné(メゾン・キツネ)がニューヨークに帰ってくる。

2016年末にニューヨークの2店舗を閉鎖したフランス・パリ発のファッションブランドであり音楽レーベルも手掛けるMaison Kitsunéは、2017年9月14日、ニューヨークのラファイエットストリートに新しい旗艦店をオープンする。

プレタポルテコレクションに焦点を当てた新しい店舗では、ユニークなイベントも行われる。これまでも同社の人気イベントであったナイトアウトパーティーの「Kitsuné Club Night」や、仕事終わりの音楽イベント「Kitsuné Afterwork」を開催するという。

「アメリカのストアを自分たちの手でオープンし、我々がこれまで築き上げてきた小さなブランドの世界観を世界中に広めていくことは、とてもわくわくする。」と語るのは、建築家の黒木理也とともにMaison Kitsunéを立ち上げた、ダフト・パンクの元マネージャーのGildas Loaëc(ジルダ・ロアエック)である。

Maison Kitsunéは、2015年にデザイナーズブランドのWant Les Essentiels(ウォント レス エッセンシャル)と共同で、マンハッタンのノマドホテル内とロウワーイーストサイドの2カ所に店舗をオープンした。

しかし、ブランドが成長するにつれて創業者たちの独立の欲求は強まっていったという。

「我々はアメリカの地で、自分たちでブランドを営む実力を備えていることに気づいた。ブランドを我々の手によって導いていきたかったんだ。」とロアエックは語る。

Want Les Essentielsから分離した結果、2016年末にニューヨークの2店舗を閉鎖した。

米国マーケットから一時的に撤退することになったMaison Kitsunéであるが、前年比25%の増収を遂げ、ECにおいては40%の増収を達成した。

Maison Kitsunéは現在、全世界で約300の販売店と9つの直営店を持ち、売上の80%が日本、韓国、アメリカをはじめとした、ブランドの創業地であるフランス以外のマーケットが占めるという。

米国マーケットの開拓は同社の最優先事項であるが、2017年10月に京都店をオープンするなど、今後はアジア圏のマーケットのさらなる拡大も同時に狙う。

ブランドの着実な成長には、ファッションブランドや音楽レーベルの運営にとどまらず、イベント企画やカフェの運営といったライフスタイル全般へのアプローチが欠かせなかったとロアエックは言う。

「これは15年にわたりブランド創業当初から自然にやってきたことであり、実際に音楽、イベント、ファッションなどの各分野において数多くのファンがいる。そして我々はマーケティングに投資しない。なぜなら、我々のブランドとその生き生きとしたアートが、自ずと成長のチャンスを与えてくれるからだ。」