ニューヨークからバトンを引き継ぎ、9月15日〜19日までロンドン・ファッション・ウィークが開催される。

ロンドンといえば気鋭な若手デザイナー発掘の地として知られているが、ここ数シーズンは中堅デザイナーがたくましい活躍を見せている。

ロンドンの目玉であるJ.W.Anderson(JWアンダーソン)は、現地時間16日11時にショーを開催した。

現地では会期最終日の19日からユニクロとのコラボレーションしたカプセルコレクションが一般発売となるが、前日には関係者向けのプライベート・ショッピングが可能となる。

6月に発表された18SSメンズ・コレクションも大盛況だっただけに、今季も多いに期待が寄せられた。

さらに、今年11月に発売開始となる予定のH&MとコラボレーションしたERDEMも、その存在感はシーズンごとに増している。

シグネチャーであるフラワーやなど植物をモチーフとしたグラフィカルなプリントは、今季どのように変幻するのか見ものである。

バリエーションを増やしている、シューズやバッグといったアクセサーにも注目したい。

ロンドンのベテラン勢を率いるのは(バーバリー)。今季もSee Now Buy Nowでメンズ・ウィメンズのコレクションを発表する。

プレスからのコレクションの評価は高いものの、なかなか収益には繋がっていないようで、新しい取り組みに着手している割にはインパクトを与えられていない。

根強いファンだけではなく、新規顧客や現代のユースにも響くようなコレクションとなるのか、それとも、保守的な姿勢で安定したコレクションを披露するのだろうか。

19日最終日のスケジュールは、注目の若手が目白押し。

法学部からファッションデザインへと編入し、現在ジュエリーとレディ・トゥ・ウェアを展開するウクライナ出身のNatasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)は今季ロンドン・ファッション・ウィークで初めてショーを開催する。

オーダーメイドで制作されるジュエリーと、ボールドカラーでフェミニンな洋服が人気ですでにファンも多いブランドだ。

”シャツ・ボーイ”の名を持つデザイナーデュオによるPalmer//Harding(パルマー・ハーディング)も、今季はプレゼンテーションではなくショー形式でコレクションを発表する予定。

メイ首相やミッシェル・オバマ元大統領夫人など政治関係者も着用したシャツドレスは、高度なドレーピング、カッティング、パターンで構成され、エレガントな雰囲気を誘う。

インフルエンサーや業界人からのラブコールが絶えないA.W.A.K.E.も今季はショー形式へと変えた。

過去にLVMHのヤングデザイナー部門に輝いたMarques’ Almeida(マルケス・アルメイダ)も、ロンドンを率いる中堅デザイナーの仲間入りを果たすべく、ここ数シーズンは正念場だ。

レディ・トゥ・ウェアだけでなく、Globe Trotter(グローブ・トロッター)、Sophia Webster(ソフィア・ウェブスター)、Dorateymur(ドラティムール)といったブランドのアーティスティックなインスタレーションもロンドンのお楽しみの一つ。

着実に力をつけ、見逃せないブランドが多いことは喜ぶべきことだが、5日という短い日程のスケジュールはすし詰め状態……。

ハプニングなく無事に終えられることを願うばかり。