急速に名を広めるフランス発のジュエリーブランド『Messika(メシカ)』は、アメリカ進出を行うにあたり、最初のイメージモデルとしてGigi・Hadid(ジジ・ハディット)を抜擢した。

12年前、モダンなデザインを売りにした若い女性向けのブランドを立ち上げたValérie Messika(ヴァレリエ・メシカ)は、若者とファッションとのつながりを目的としてアメリカ人モデルのジジを選出した。メシカはジジについて「彼女はあたたかさで溢れている。」(WWDより)と言う。

以前、バーグドルフグッドマンを訪れた際、店内で売られている宝石の多くがカラフルで、彼女のブランドが焦点を当てたダイヤモンドとは対照的であることに気付いた彼女は、競合するブランドや市場についてこう語っている。

「アメリカの街の大きさと競い合うブランドの数は、私たちが最も恐れているマーケット市場よ。大失敗か大成功かどちらか。だって私たちみたいなブランドは存在しないから。」(WWDより)

そしてこの秋、雑誌に掲載するため、Mert Alas(メルト・アラス) と Marcus Piggott(マーカス・ピゴット)は、暗い影の中に赤い光がふりかかるジジの姿を撮影した。

ジジとコラボレーションしているMove Addition(ムーブ・アディション)のピンクやホワイト、イエローゴールドのダイヤモンドは、ブランドショップで購入可能になる。

指輪は約$980(約10万9000円)から販売され、最高級のものは4つの部分で構成された約$60,000(約666万円)のネックレスである。

ブランド創設者としての信念

なぜこのジュエリーブランドは近年急速に成長しているのか。そこには、宝石に対する考えを覆したいという彼女の信念が影響していた。

ダイヤモンドディーラーの娘であるメシカは、女性がハンドバックや靴を買うのと同じ様に、宝石も彼女たち自身で買うことができるようなればという思いをもとに、ジュエリーブランドを設立した。

彼女は、設立当時の心理についてこう語る。「私はダイヤモンドを堅苦しいものにしたくなかったの。その型を破って、ダイヤモンドは花嫁のものだけではないということを証明したかったのよ。」(WWDより)

近年ロシアや中東を含む55カ国で、そのブランドは400点もの売り上げを得ている。

世界中の人々を魅了する宝石。しかし高額で、憧れのまま終わってしまう印象はまだまだ強い。

「一生に一度だけでも身に付けてみたい」という夢をもつ多くの世の女性にとって、一生に一度きりではなく、ファッションアイテムのひとつとして気軽に身に付けることができる日は近いかもしれない。