ニューヨークからロンドン、ミラノへと続いたファッション・サーキットは最終地のパリに突入。

9月26日〜10月3日までパリ・ファッション・ウィークが開催される。

VETEMENTS(ヴェトモン)によってストリート旋風を巻き起こしたパリだが、流れはエレガンスへと移行しつつある。

Off/White(オフ・ホワイト)やy/project(Yプロジェクト)など、ストリート・ラグジュアリーを打ち出すブランドが、どのようにストリート要素を残しつつ次なるステージへと向かうのか楽しみだ。

今季はニューヨークからパリへと発表の場を移した Proenza Schouler(プロエンザ・スクーラー)とAltuzarra(アルチュザラ)が、どのようなクリエーションとショー演出を見せるのかに期待したい。

とくにAltuzarraはニューヨークをベースとしているが、パリ生まれのパリジャンで、Givenchy(ジバンシィ)などフランスのメゾンで経験を積んだ後、ブランドを立ち上げた。

フランス的なエレガンスとフェミニニティを持ちつつも、ニューヨークらしい実用的なコレクションが定評だったが、今季はパリの発表に合わせてどのように変えてくるのか楽しみだ。

日本からはAnrealage(アンリアレイジ)と、今季が初参加となるbeautiful people(ビューティフル・ピープル)の奮闘ぶりにも注目。

しかし、なんといっても新ディレクターによるメゾンブランドのデビューコレクションが最も気になるところ。

Chloe(クロエ)に就任したのはNatacha Ramsay-Levi(ラムゼイ・レヴィ)。

彼女はBALENCIAGA(バレンシアガ)やLOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)でNicolas Ghesquière(ニコラ・ジェスキエール)のもと経験を積んできたデザイナー。

2013年からは「ルイ・ヴィトン」でウィメンズのレディ・トゥ・ウエアのクリエーティブディレクターを務めてきた。

着る人のパーソナリティを引き立てるコレクションを作っていきたいと意気込みを語っていたRamsay-Leviの、新生Chloeガールはどのようなアティチュードを纏うのだろうか。

わずか1年4ヶ月で退任したLANVIN(ランバン)のBouchra Jarrar(ブシュラ・ジャラール)の次に指名されたのは、Olivier Lapidus(オリヴィエ・ラピドス)。

BALMAIN HOMME(バルマン オム)でデザインを手がけた経験を持つ彼が、LANVINのエレガンスを理解し、どのようにモダンにアップデートするのだろうか。

LANVINの世界観を描くには、女性よりも男性目線の客観性からの方が高いレベルに達するのではないかと予想できるが、その答えはデビュー・コレクション拝見後に考えたい。

CARVEN(カルヴェン)の新クリエーティブディレクターはSerge Ruffieux(セルジュ・ルフュー)。

彼は、Raf Simons(ラフ・シモンズ)が去ってMaria Grazia Chiuri(マリア・ グラツィア・キウリ)が就任するまでのDior(ディオール)をインハウスデザイナーとして率いていた実力者。

2014年から1年弱でクリエーティブディレクターが交代しており、Serge Ruffieuxでブランドに安定感をもたらしてくれるのか、他でもなくブランドが期待しているかもしれない。

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