Chloe(クロエ)の新しいクリエイティブ・ディレクターのナターシャ・ラムゼイ・レヴィがパリ仕込みのエレガンス、フェミニンさがさらりと香るコレクションで堂々とデビューした。

ルイ・ヴィトンなどの剛腕デザイナー、ニコラ・ジェスキエールの片腕として働いてきた彼女は、クロエに新しい風を吹かせることができるだろうか……

ナターシャ・ラムゼイ・レヴィのエスプリ

パリの人々、とりわけ女性は本当に飾らない着こなしがうまいとよく言われる。

今週の木曜日、クロエの新作コレクションでは新しいクリエイティブ・ディレクターのナターシャ・ラムゼイ・レヴィによってパリジェンヌのガーリーエレガンスをモダンな形で表現し鮮烈なデビューを飾った。

彼女はこれまで長年バレンシアガやルイ・ヴィトンのデザイナーニコラ・ジェスキエールの片腕として働いてきたので、クロエにエッジの効いたデザインを提案してくれると期待されていたのである。

モダンフレンチスタイルの新作コレクション

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春物コレクションでは、刺繍の効いたビクトリア調ネックラインのシルクのドレスにバックルつきカウボーイ風のブーツなどをあわせ、今世紀諸島にメガヒットしたトレンドテイストの再来を感じさせた。

そのほかにもロックなウエストコートの下にフローラルなドレスを重ねたりと斬新だったが、最も人目を引いたのは、馬の調教マークが豪華に施されたベルベットのスーツだった。

このマークが、今世紀初頭にステラ・マッカートニーがモチーフとして用いたことで有名だ。

印象的だったのは、長いクリーミーなドレスの上に、乗馬風ブラウンのテイラージャケットを重ねたりして、リュックでフェミニンながらも決めすぎない雰囲気になるのでモデルたちもランウェイではリラックスしていた。

歴代のクロエのクリエイティブデザイナーはすごい顔ぶれ!

ナターシャがクリエイティブ・ディレクターになるのは今回が初めてで、ショー後のインタビューを彼女は丁重に全て断っていた。

ショー前にタバコをくゆらせながら、ドレスの裾をピンで止めている彼女に接して完璧な美の信奉者だというメディアもいる。

前任のクリエイティブ・デザイナークレア・ワイト・ケラーは6年間実績を残した後現在はジバンシーへ移っており、日曜日に最初のコレクションを発表する予定で注目が集まっている。

クロエの歴代デザイナーたちはカール・ラガーフェルド、ステラ・マッカートニー、フィビー・フィロなどすごい顔ぶれなのだが、彼らに負けずナターシャは堂々とデビューし、今後も目がはなせない存在だ。