歌手ビヨンセはファッションセンスも非常に注目を集めているが、彼女が絶大の信頼を寄せるスタイリスト、マルニ・セノフォンテ氏に話を聞いてみた。

彼女のソーシアルメディアを多用した斬新な考えは……。

新しいタイプのスタイリスト、マルニ・セノフォンテ

セノフォンテ氏はビヨンセのアルバム『レモネード』のワードローブを担当し、そのファッションメッセージが非常に注目を集めた。

スーパーボウル公演でのブラックパンサー風ファッションや、インスタグラムで妊婦姿を披露し世界中をあっと驚かせたり、ビヨンセは現代のファッション文化に大きな影響を及ぼすアーティストと言える。

セノフォンテは氏『レモネード』以来、ビヨンセのスタイリングの中核を担ってきている。

彼女は、『ヴォーグ』編集長のアナ・ウィンター氏と同じくソーシアルメディアが身近な世代である。

「音楽こそがファッションに大きな影響を」

スーパーモデルのケンダル・ジェンナーも彼女をスタイリストに起用しており、8300万人ものインスタフォロアーに彼女のスタイルを紹介するなどますます音楽業界を超えて活躍の幅を広めている。

ビヨンセのスタイリストになった時、既にベテランだった彼女は言う。

「私は音楽の中に自分の身を置きたいの。ファッション業界ではなくてね。なぜかと言うと、どんなものよりも音楽こそがファッションに大きな影響を与えると感じているから」

長いこと、ファッション業界の人々は音楽を「ちょっと見下して」見つめていた時代があったが、 セノフォンテのような洗練された美意識の高い人々によって新しい風が吹きはじめている。

新しい時代のファッションアイコン

今の時代、ファッション好きはもはやショーの上品なランウエイを見るだけでは我慢できないのだ。

リアーナやテイラー・スウィフト、ビヨンセなどのシンガーがファッションアイコンとして非常に大きな存在感を示しつつある。

ミシェル・オバマがゲストにきたりするゴージャスな誕生日の様子をインスタグラムにあげればたちまちそのファッションは世界中で注目を浴びる。

「仕事で素敵なスタイリングをしたら、それはビッグイベントのためではなくて、すぐインスタグラムに上げてしまうの」とセノフォンテ氏は言う。

ソーシアルメディアを多用した彼女の新しいやり方は2017年の今にぴったりマッチしている。

ビヨンセはファッションモデルではなく、偉大な歌手であり、彼女の力や美しさはその魂からくるものだ。

「ビヨンセは『レモネード』でいつも女性を力づけたいと思っていた彼女の気持ちがよく表現されていると思う。彼女の歌詞を聴いて感じたこと、そのままなの。それがアートだと思う」と、セノフォンテ氏は語った。

今後の彼女の活躍に大きな注目が集まっている。