Comme des Garçons (コム・デ・ギャルソン)の創設者、川久保玲がデザインした家具がフランス・パリのギャラリー「Galerie A1043」で展示される。

今回展示されるのは、テーブル、椅子を含む全15の家具だ。これらの作品はすべてコム・デ・ギャルソンの店舗に実際に置かれていたものである。

出典:https://www.dezeen.com/2017/10/09/rei-kawakubo-comme-des-garcons-furniture-exhibition-paris-galerie-a1043/

1983年から1993年までの10年間に制作された家具のコレクションは、2層のテーブルや木製の仕切り壁など多岐にわたる。

”川久保にとって店舗のある地域も、衣服も、店内の家具も、すべてのものが一体だ。だから、家具は作品を構成する一部なんだ。”とギャラリーは述べている。

出典:https://www.dezeen.com/2017/10/09/rei-kawakubo-comme-des-garcons-furniture-exhibition-paris-galerie-a1043/

ファッションデザインに対する抽象的かつ概念的なアプローチでその名を轟かせてきた川久保だが、家具デザイナーとしてはさほど知られていない。

しかし、ギャラリーによると彼女はこれまでに40以上の家具を制作してきたという。

今回ギャラリーで公開されるいずれの作品も、川久保の「機能より形式」の理念に則って展示される。

出典:https://www.dezeen.com/2017/10/09/rei-kawakubo-comme-des-garcons-furniture-exhibition-paris-galerie-a1043/

川久保は家具制作において木材や金属といった”ありきたりな”素材を選んでいる。

1993年に作成されたSteel Angle Chair n°1とTable n°3にもこういった素材が使用されている。

「川久保はデザインに興味がない」とギャラリーは言う。

「一般的なデザイナーがものづくりにおいて追求する使い心地や生産方法、素材の向上といったことは、川久保にとってはさほど重要ではないのだ。彼女は、家具は必ずしも使用されることが目的ではなく、空間にデザインや素材をもたらすことが主な役割だと考えている。」

出典:https://www.dezeen.com/2017/10/09/rei-kawakubo-comme-des-garcons-furniture-exhibition-paris-galerie-a1043/

ギャラリーで展示される他の作品には、長いポールがついた革張りのスツールや、背もたれの代わりに2本の金属チェーンを通した椅子などがある。

「川久保の作品では、砕いた金属に亜鉛メッキを施していたり、木材にアルミニウムをはめ込んでいたりする。作品に使用されているのは木材や金属といったどこにでもあるような素材。しかし、その使い方が斬新なのだ。」とギャラリーは語る。

出典:https://www.dezeen.com/2017/10/09/rei-kawakubo-comme-des-garcons-furniture-exhibition-paris-galerie-a1043/

川久保玲は1973年にコム・デ・ギャルソンを設立。

2004年には初のコンセプトストアであるDover Street Market(ドーバー・ストリート・マーケット)をロンドンの目抜き通りにオープン。 2006年には東京・銀座に2店舗目をオープンし、その後、ニューヨーク、シンガポールにも進出している。

2017年春にはニューヨークのメトロポリタン美術館で川久保の特別展が開催され、多くの来場者が詰めかけた。

今回の家具のギャラリーは2017年10月10日から12月22日まで開催される。

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