立ち上がったばかりである新しいシューズメーカーは、ボタンを押すだけでたちまちヒールシューズがフラットシューズに変身する’ハイテクヒールシューズ’でシューズブランドのManolo(マノロ)を愛して止まないニューヨークのオシャレっ子たちのハートを射止めようとしている。

その名も”Runway Heels”(ランウェイ・ヒールズ)は、シリコンバレーのエンジニアによって生み出されたテクノロジーをパンプスに施し、ビジネスシーンからプライベートに切り替える際など好きな時にヒール部分を引っ込めてフラットシューズとして履くことができる優れものだ。

「通勤者として、働くママとして、フライトアテンダントとして、用途に優れた靴の必要性を目の当たりにしてきた」とオーナーのMelody Avecilla(メロディー・アヴェシリヤ)は言う。

ロサンゼルスの企業家によると、彼女は自身が妊娠中の時、痛む足を抱え仕事から帰宅した時にアイデアが浮かんだと言う。

「最初は靴職人のところへ行ったけど、拒否されたわ。靴のことをよく知る彼らにとっては理解しがたいみたい。だから、靴のことには全く無知なエンジニアのところへ足を運んだの」と言う。

ランウェイヒールズは199ドルから249ドルという価格帯だ。

他社もヒールがフラットに変わる似たような靴を販売しているが、ボタン一つで変身というものではない。

Camileon Heels(カミリオン・ヒールズ)のシューズは、300ドルから375ドルで、ヒールはマニュアル式で引っ込めたり出したりする仕様だ。

パリを拠点とするTanya Heath(ターニャ・ヒース)は6インチのヒールがフラットに変わるオシャレなシューズを販売しているが、ヒールは取り外し可能で、一度取ったら持ち歩かなければならない。

靴は300ドルでヒールの高さにより38ドルから58ドルでヒールセットを購入することができる。

ターニャの靴を販売するBrandy Hammock(ブランディー・ハンモック)は高値が付いていてもヒールシューズは非常に人気だと言う。

ファッションについての専門家は400億ドルを生み出すハイヒール産業は変化すべき時であり、腫炎、坐骨神経痛、膝と背中の痛みなどのパンプスとピンヒールの問題を指摘している。

「’折り畳み式’の靴ができるまで、デザインの試行錯誤がかなりあった」と、リテールコンサルタント会社WSLの社長、Candace Corlett(キャンディス・コーレット)は言う。

仕事柄、ヒールの靴を履かなければならない女性はたくさんいるであろう。

筆者も痛い足を引きずって歩き周った経験があるし、就活生も「この靴が一瞬でもフラットになってくれたら」と一度は思ったことがあるのではないか。

働く女性の強い味方として是非日本にも広まって欲しいと思う。