ファッション業界はしばしば若さに憑りつかれているように感じるが、それでいいのだろうか?

人類史上初めて、世界の人口は65歳以上が5歳未満の子どもを上回る時代へと突入する。

P&Gが介護者用のカミソリを開発したり、Lyft(リフト)が運転できなくなった人をターゲットにお手頃価格の交通手段を提供するなど、他業界では人口変化に向けた動きが見られるが、ファッション業界はどうなのか?

「シニア消費者のためだけでなく、彼らとともに作り上げていくために、我々に欠けている視点を提供したいのです」と語るのはAging 2.0(エイジング2.0:シニア層をサポートする組織)のSarah Thomas(サラ・トーマス)。

トーマス曰く、シニア層が何を本当に必要としているかについての洞察を深めることでしか、ビジネスチャンスは掴めないという。

「シニア層当事者たちの声を聞くことが大切です」と彼女は続ける。

「機能性だけしか考えない企業が多いのです。現代テクノロジーのおかげで、以前は考えもしなかったやり方が可能な時代になってきています」

トーマスは、身体の中核をサポートしモビリティ・トラッキング・センサーを備えたSeismic(セイスミック)の「パワー」服を紹介。

https://www.myseismic.com/

さらにトーマスは美意識の重要性も強調する。

例えば、ロンドン・チェルシー地区にある超高級老人ホームAuriensは、シャワールームにタッチパッドを導入するなど、スマートで機能的かつデザイン性の高いテクノロジーを取り入れているという。

「ファッションとデザインに機能をプラスすることで、より豊かな人生を送ることができるのです」とトーマスは言う。