最近特に注目を浴びている映画監督、ショーン・ベイカー

夢の国フロリダ、ディズニー・ワールドの近くで貧困層が多い安モーテルを舞台に、6歳の主人公ムーニーの視点で描かれた映画。

そのため、カメラも6歳の視野を映している。

ショーン・ベイカーは、人間ドラマをカラフルでホップに表現しながら、実際の社会問題を切実に描いている。

https://gigazine.net/news/20180225-florida-project/

『フロリダ・プロジェクト』が生んだ二人のスター

格差社会が生んだ定住する家もなく、安モーテルを転々をするホームレス予備軍と言われる家族がアメリカには沢山いる。

そんな主人公を演じたのは、ブルックリン・プリンス。(現在7歳)

子供の遊び心や、やんちゃさを感じさせ、時には大人びた観察力を持つ彼女の涙や、アイスクリームを食べている、無邪気な笑顔が、彼女を天才子役と言う座へ導いた。

お母さん役は、なんとインスタグラムで監督ショーン・ベイカー自身が発掘した演技未経験のブリア・ヴィネイト

ショーン・ベイカーは、彼女のインスタを見て全身タトゥーに、カラフルの髪色、写真の撮り方で、彼女をスカウトしたという。

若いのに肌も荒れ、やる気のない歩き方や話し方が、この役をよりリアルに表している。

彼女は初の演技で、大人になり切れないお金に困った母親役を、自然に演じた。

不器用ながら子供を愛し、子供も育った環境で楽しみ方を学んでいく。

お母さん役を演じた、ブリア・ヴィネイトは、現在VogueやTeen Vogueなどにも出演し、彼女のプライベートの生き方も注目を浴びている。

https://entertainmentstation.jp/news/186616

アカデミー賞にノミネートされるべきだった『フロリダ・プロジェクト』

映画評論家による映画レビューサイトのRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)では、2017年アカデミー賞作品賞を受賞したThe Shape of Waterの92%を抜き、フロリダ・プロジェクトは96%と高得点がつけられた。

脚本家のRonald Blumerを始め、フォーブスでライター/クリエイターとして活躍するEvan Puschakを含め、多くの映画の関係者が「フロリダ・プロジェクトはアカデミー賞にノミネートされるべきだった」として、この映画の秀逸さを熱く語っていた。

アカデミー賞の作品賞は、特にお金がモノを言う。

Adam Ruins Everythingと言う番組で、その詳しい数字が明らかになっている。

例えば、アカデミー賞で作品賞にノミネートされることで、20億円以上売り上げが伸びるという統計も出ている。

最優秀作品に選ばれれば、追加で35億円以上の売り上げが見込まれる。

そのため、ノミネートされるために、そしてノミネートした後は優勝を掛けて、アカデミー賞の投票者たちに向けて豪華なパーティーが行われる。

その宣伝費は、約10億円に上るというデータも出ている。

この事実は、多くのセレブによってバラされているため、皆が知っている秘密となっている。

決して2017年の受賞作、『The shape of water』が悪いと言っているわけでなく、今回多くの映画関係者が『フロリダ・プロジェクト』が一番だったとメディアでも取り上げられているが、お金がないとハリウッドでアカデミー賞にノミネートされないのは、事実の様だ。

この映画は、敢えて6歳の子供の視点から、世界の光と影を上手く切なく描いている。

切ないストーリーなのに、どのシーンもカラフルで魔法に掛けられてしまう。

『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』の日本公開は、5月12日新宿バルト9ほか全国ロードショー。

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