前回王者ドイツの1次リーグ敗退や、強豪・ブラジルが準々決勝で敗れるなど、混戦を極める2018FIFAワールドカップロシア大会(以下W杯)。

ゲームの行方が気になるところだが、今回は別の“戦い”に注目したい。

選手と同様、時には選手以上にピッチ上でその存在感を放つコーチ達。ユニフォーム姿の選手とは異なり、思い思いのファッションに身を包む彼らに目を奪われる人も少なくないのでは。

今回は、W杯のベストドレッサーともいうべきコーチを紹介したい。また、米オンラインメディアに不名誉ながらワーストドレッサーとして掲載されてしまったコーチもあわせて紹介しよう。

ベストドレッサー

Aliou Cissé
https://www.apnews.com/

フェアプレーの差で日本に敗れ、1次リーグを敗退したセネガルのコーチ アリュー・シセ(左)。今大会コーチ陣の中で最も若い42歳だ。

トレードマークのドレッドヘアと、パリっと着こなしたスーツのコントラストがクール。180㎝の長身とワイルドで力強い印象的な目元で、SNS上でも“イケメン”と話題になった。その人気は、ロシアの女性サッカーファン達の間でW杯の「セックスシンボル」(!)と呼ばれるほど。

https://www.independent.co.uk/

今大会コーチ陣の中でファッショニスタといえば、イングランドのガレス・サウスゲートを思い浮かべる人も少なくないだろう。

特に印象的なのがこの“チョッキ”スタイル。大人の余裕を感じるエレガントな着こなしは、さすがは英国紳士と言うべき。イギリス国内では、サウスゲート効果でチョッキの売り上げが急増しているのだそう。

対戦国のコロンビア代表がPKをはずし敗退した際には、その選手を抱擁し慰めるなど、サウスゲートコーチの人となりにも称賛の声が集まっている。

Dalic Zlatko
http://www.zimbio.com/

開催国ロシアをPKの末にやぶり、準決勝へと駒を進めたクロアチアのズラトコ・ダリッチコーチ。そのファッションセンスからサッカー戦術に至るまで、メディアからは“エレガンス”だと絶賛されている。

Yシャツ+ネクタイに薄手のニットを合わせたシックな着こなしは、男女ともに好かれる優等生スタイル。足元はブラウンの革靴で、きちんと感をキープしつつ抜け感を演出して。

Hervé Renard Instagram

W杯でコーチを務めるのは今回が初ながら、その端正なルックスで世界中から注目を浴びているモロッココーチのエルベ・ルナール

俳優と見まがうほど整った顔立ちと鍛えられた肉体には、シンプルなYシャツと細身のパンツがよく似合う。

モロッコは1次リーグで敗退しているものの、今回のW杯で彼は多くの女性ファンを獲得したに違いない。

ワーストドレッサー

https://www.newyorker.com/

自身が率いるチームのスーパースター・メッシや応援にかけつけたマラドーナよりも目立っていたのが、アルゼンチンコーチのホルヘ・サンパオリだ。

クロアチア戦のゲーム中盤、おもむろにジャケットを脱いだその両腕には、手首にまでびっしりと入ったタトゥーが・・・。

ラフなTシャツ姿とスキンヘッド、恰幅のいい体格も相まって、SNS上には「彼がこんな衣装(タトゥーが見えるTシャツ)を選んだ時点で、コーチを辞めさせるべきだ」「この人はパブで喧嘩でもはじめるつもりなの?」「セキュリティーガイかと思った」など辛辣な言葉が並んだ。

https://www.timesnownews.com/

元祖イケメンコーチとしても名高い、ドイツのヨアヒム・レーヴコーチ。

一見、そんなに悪くないようにも見えるが、米オンラインメディア「ハフポスト」は、「国際大会のコーチというよりも、休日モールへショッピングに行く服装に見える」とコメントしている。

多くの人の目に触れるW杯は、多少のドレス感を残した方がいいのかもしれない。

残念ながら日本は敗退してしまったが、各国のコーチのファッションも楽しみながら、是非最後までW杯を見届けてほしい。