ムダ毛と聞いて「脱毛」という言葉を思い浮かべる人が多い中、今海外ではあえて脇の下の毛を残し、披露したり、ヘアカラーを楽しむ女性が出てきている。

また最近の調査では、25歳以下の4人に1人の女性が脇の毛を剃るのをやめたとも言われている。

常に女性は女性らしくあるべきだという事への不信感や、LGBTを含むセクシャルマイノリティ人口が増えている中、現代のフェミニズムとセクシャリティはどのように変化しているのだろうか?

#dyepits(ダイピッツ)

Instagram(インスタグラム)では、ピンクやグリーン、ブルーなどカラフルな色に脇の毛を染めてその様子をシェアしている女性を、ハッシュタグ『#dyepits』にて見る事が出来る。

アメリカ・シアトル出身のヘアスタイリストRoxie Hunt(ロキシー ハント)は、女性の脇の毛を剃ったり隠したりするのでは無く、カラフルに染める事に賛成し、発案した一人であり、脇の毛を隠さない事は決して恥ずかしい事では無いと主張している。

また彼女は、女性の柔らかい肌に剃刀のような鋭い刃を当てることは、反社会的行動であるとも主張している。

脱毛は、女性のフェミニズムと深く関わっていると考えた為、このような型にはまらない現代の女性への行動に起こしたのだ。

その後、ロキシーは、サロンの同僚に脇の毛に対する扱い方、染め方、趣向等のリサーチを頼み、実際に自分自身で試してみたいという女性へ、染毛を行い、その様子は瞬く間に拡散され、話題になった。

セレブリティへの影響

過去にも、女性の美しさの基準への反発、見直しを定義するかのように、著名なセレブリティたちは、自身の脇の毛を、自分自身の誇りであるかのような写真を発表した。

その中には、パティ・スミス、マドンナ、ジュリア・ロバーツ、ブリトニー・スピアーズ等、名だたる女性セレブリティたちが挙げられる。

また現代でもその意志を受け継ぐかのように、マドンナの娘でモデルとして活躍しているルルド・レオンは母マドンナのインスタグラムにて、自身の脇の毛を誇らしげに見せ、マドンナと写っている写真を披露している。

その他、マイケル・ジャクソンの娘でモデル・女優として活躍するパリス・ジャクソンも同様に自身のインスタグタムで脇の下の毛を残し写っている写真を投稿している。

We are Ready For You 2018! ️️️️️️️ #llove ️

Madonnaさん(@madonna)がシェアした投稿 –

dear apple if you’re feelin’ up for it, a joshua tree emoji would be pretty far out thanks man

Paris-Michael K. Jackalopeさん(@parisjackson)がシェアした投稿 –

この投稿への反応は、いずれも批判的な意見は少数派で、ポジティブな意見が大多数であった。

メディアの反応

最近、アメリカの大手シェービングブランドである、Billie(ビリー)は創業後、長い歴史の中で、初となる、脇の毛を残した女性のキャンペーン広告を起用した。

剃刀やシェービングフォームを販売する会社までもが、脱毛や除毛は女性の美への選択肢の一つであり、毛を残す事は恥ずかしいことでは無いと訴えているのだ。

ファッション性の高い写真、リアルな現代の女性の脱毛のあり方に対するメッセージへも多くの反響があったという。

脱毛することは一つのオプションではあるが、社会や男性から求められる「美」とはかけ離れているものなのだ。


このようなセレブリティたちや女性、企業の積極的なアクションから見られるように、「美」への基準はひとつでは無く、常に進化し、人々もそれを待ち望んでいるという事を証明する結果となった。

とは言え、衛生的な問題や、ファッション、オケージョンなどを含め、全ての女性が毛を剃らず、残し、披露するという事は難しいように感じる。

毛を剃ることも残すことも、オプションであり、自由に選べる時代がきたことは、女性にとっても社会にとっても喜ばしいことのなのではないだろうか。

現代のフェミニズム、セクシャリティの解法化、進化に今後も注目していきたい。

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