今年6月、インスタグラムがストーリーの新機能として【質問】スタンプを導入した。フォロワーから質問を募集し、それに答えることができるもので、多くの著名人はもちろん、一般ユーザーも利用している。

Gigi Hadid(ジジ・ハディッド)もその一人で、先週ファンからの質問に回答していた。好きなリップ、今までで一番好きな撮影、モデルという仕事のことや彼女自身のこと…。

その中では、彼女の魅力の一つである「自然さ」がよく表れていたように感じられた。それと同時にモデルという特別な仕事に、ジジが抱く想いとはどんなものなのか。少し彼女の内側を覗くことができたように思う。

もしモデルをしていなかったら…?

ジジは2歳でキュートなデビューを果たして以降、もちろん休止した期間もあったもののモデルとして最高のキャリアを歩み、今や世界トップクラスの存在に上り詰めた。

それでも多様な才能を持ち合わせる彼女に、「モデルをしていなかったら?」という質問は数年前から止むことがない。2年前のBUSTLEではこう書かれている。

“It’s not just OK anymore to model until you’re 25 and then stop and be a housewife. (…) I could always be a fact checker on CSI.”

「25歳までモデルをして専業主婦になるのってもはやどうなの?(将来のキャリアを聞かれて、)私がCSIでファクトチェッカーになるのだってありうることでしょ。」(BUSTLEより)

しかし今回の【質問】スタンプでは少し変わっている。

“I think if I would have had a career in that (the criminal psychology) I would’ve still ended up working in something creative instead. Even after I’m done modeling I think I’ll always be part of a creative process somehow.”

「もし犯罪心理の分野でキャリアを持っていcたとしても、結局何かしらクリエイティブな仕事をするんじゃないかなって思う。今だってモデルをした後でも、クリエイティブなことに携わりたいかな。」(INSTAGRAMより)

出典: https://www.instagram.com/gigihadid/

どの仕事がクリエイティブな仕事に当てはまるのか、それは人それぞれで解釈が分かれるだろう。しかしこの質問の後、彼女がモデル業のクリエイティブな特徴を語ったことを見ると、それがアーティスティックでファッショナブルなもののような気がしてならない。

流行りは変わり、ジジの仕事量も仕事の内容も変化を帯びたことだろう。もしかすると、そんな環境の変化が少し彼女に影響したのかもしれない。

ジジは人と関わることが好き

ジジは彼女の妹Bella Hadid (ベラ・ハディッド)と並んで、SNSが生んだ現代のモデルと言われることもある。しかしジジ本人は、自分のことをネットで囁かれることがあまり好きではない。

例えばZain Malik (ゼイン・マリク)との交際がスタントである噂がネットで流れた際も、自分たちのことを知らないくせに勝手なことを言うなと怒りをあらわにしたこともある。

インスタグラムの【質問】で、好きな自分の特徴/性格を聞かれた際に次のようにコメントしている。

“I guess I like what people are able to learn about me that’s not able to be shown in an image or through social media… (…) I love the moments that happen between the photographer, stylist, model, hair and makeup, set designers, etc that cant be really replicated again… it’s kind of an unspoken thing (…) I find that through fashion I learn about so many different kinds of people and art forms”

「自分のことを知ってもらうのが好きなんだと思うの。それってきっと写真やソーシャルメディアを
通してじゃわからないこと。(…)フォトグラファーやスタイリスト、モデル、ヘアメイク、メイクアップアーティスト、セッティングデザイナー、いろんな人が集まって生まれるあの瞬間が大好きなの。それも語られないことよ。私、ファッションを通して色んな人やアートの形を学べてるの。」(INSTAGRAMより)

出典: https://www.instagram.com/gigihadid/

彼女の言う通り、個人の雰囲気や場の空気といったものはとても「リアル」なもの。実際に触れてみて初めて感じることのできるものだ。パパラッチされる立場にいるジジが語るからこそ伝わる何かがある。

ジジとゼインのようなネットで噂される著名人の恋愛事情は、本人たちの人柄のようなものを知る上で重要度が高いものだろうか。だいたいスタント恋愛がビジネスのために根付いてしまったのも、メディアが大げさに恋愛関係をニュースとして取り上げるからである。

普段のコーデや好きな食べ物、音楽、出来上がった写真や、ショーでの魅せ方。そんなものを知ったり見たりすることの方がよほど楽しいだろうし、人それ自体も少し見やすくなるはずである。

ストレスフリーなコーデとナチュラルメイクで、ファンタジーを気取りすぎないジジの魅力に改めて惹かれてしまったような気がする。

今回の【質問】で彼女は“V Magazine”での新たな撮影について、仕事と感じないほど楽しい現場だったともファンに伝えていた。そのシューティングを見れば、彼女が今考える「クリエイティブなこと」の切れ端が見えてくるのかもしれない。

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