ロサンゼルス発のブランド、Reformation(リフォーメーション)といえばエフォートレスで女性らしいアイコニックなドレスが人気だが、そんな話題のブランドが今月ランジェリーラインを発表した。

リフォーメーションはスウィムウェアやキッズウェア、スモールサイズ、そしてベビー服にいたるまで近年順調にそのカテゴリーを広げてきたものの、Everlane(エバーレーン)やMadwell(メイドウェル)といったLAベースのブランドと同様に今までランジェリーには参入していなかった。

そしてついにトレンドのブランドのランジェリーをクローゼットに迎える日がきた。

出典:https://www.thereformation.com/pages/our-stuff

リフォーメーションが手がけるランジェリーコレクション

リフォーメーションがオフィシャルランジェリーコレクションをローンチしたのは今月の20日。

ブランドの他のコレクション同様に、レンチング社のテンセル(木材パルプから作られる環境に優しい製法で作られたリヨセル繊維)やリサイクルされたレース、エコメッシュといった様々な環境に優しい素材が用いられている。

価格帯は$12〜$45と手が届きやすい。

サイズはボトムがS〜L、トップはXS〜Lとなっている。

今年に入ってリアーナの手がけるランジェリーブランドSavage Fenty(サヴェージ・フェンディ)がデビューし、あらゆる女性のために幅広く取り揃えたサイズで「包括性」ということを重視したことが話題になったが、リフォーメーションの今回のコレクションはこの波に乗っていない。

リフォーメーションが描くランジェリーとは?

出典:https://www.thereformation.com/pages/sustainable-practices

「リアルウーマン」の起用

リフォーメーションは今回のリリースにあたってオフィシャルページで次のように述べている。

「今日のカルチャーでは自信を持つということが外見に左右されすぎることが多く、またランジェリーのキャンペーンは身体にフォーカスしがち。もちろん肌を少ししか露出せずにランジェリーの広告をするのはほぼ難しいけれど、他の性質をよりフォーカスしそれを良いものにしたいと思っている。例えば、ご想像の通り教養や優れた才能といったものを。」

フォーマルなキャンペーンイメージに加えて、リフォーメーションはランジェリーのモデルとして4人のリアルウーマンを起用している。

出典:https://www.thereformation.com/pages/hot-brains

ボストン小児病院とハーバード医学大学院の博士で神経変性疾患を研究するDaisy(デイジー)。(Nikki Bra:$42、素材:83%リサイクルナイロン、17%エラスタン)

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学生の飢餓に取り組む非営利団体Swipe Out Hunger(スワイプアウトハンガー)の創設者でCEOのRachel(レイチェル)。彼女の取り組みはオバマ政権にも認識され、Forbes(フォーブス誌) の「Forbes’ 30 Under 30 list(次世代を担う30歳未満の30人)」にも選ばれた経歴を持つ。

(Kass Bralette:$35、素材:84%テンセル社リヨセル、16%エラスタン)

出典:https://www.thereformation.com/pages/hot-brains

ロサンゼルスの整形・形成外科医のJoAnna(ジョアンナ)。(Costa Bra:$45、素材:83%リサイクルナイロン、17%エラスタン)

出典:https://www.thereformation.com/pages/hot-brains

そして、音楽とファッション業界を専門とする芸能関係の弁護士Jamie(ジェイミー)の4人だ。

(Kass Bralette:$35、素材:84%テンセル社リヨセル、16%エラスタン)

ランジェリーブランドが目指すInclusivity(包括性)

リフォーメーションは世界をよりサステナブルなものにというミッションをブランドとして掲げ、社内の80%を女性が占める女性によるファッションブランドだ。

最近ではエコフレンドリーな素材を多く使用するだけではなく環境問題に対してソリューションを提案するキャンペーンを行っている。

ヴィンテージストアをオープンして古着の販売の推奨したり、ディスカウントと引き換えに着なくなった古着の回収キャンペーンを行ったりと、明確なブランドビジョンのもと環境問題の大きな一因となっている洋服のサイクルを変えるような取り組みだ。

このようなブランドと互いに考えが似た、多才で様々な分野でリアルに活躍する女性たちを起用したリフォーメーションのキャンペーンはただランジェリーを買うことにプラスして女性たちに今の時代にあった価値を与えてくれる。

出典:https://fashionista.com/2018/08/reformation-intimates-bras-underwear#&gid=ci0230ec5b20002549&pid=reformation-intimates-bras-underwear-11

ランジェリーやアンダーウェアはどんな女性にとってもコンフォータブルなものである、ということは言うまでもなくわかりきった前提だろう。しかし実際のところはランジェリー業界は変革を待つ最後のマーケットともいえる。

長い間サイズ感や形だけではなく、女性たちが肌に直接身に付けたいと思うランジェリーは時代遅れと思えるありきたりなアイディアに留まってきたからだ。

それが最近になって豊富なサイズ展開や、フェミニンやセクシーさの再解釈を表現することなど様々な観点から排他性をなくそうとする新参のブランドの奮闘のおかげで、ついに変わろうとしている。