世界一の大富豪であったアメリカの石油王ジャン・ポール・ゲティ。

彼は1892年アメリカ、ミネソタ州の裕福な家庭に生まれた。

弁護士だった父親と、当時石油ブームに沸いたアメリカでゲティ・オイル(Getty Oil Co.)社を創設し大成功する。

ジャンは父の死後、拠点をイギリスに移し、1948年にサウジアラビア、イラン、クウェートで権利を獲得しビジネスを世界へと広げた。

油田事業やホテルなど40社を所有し1956年、フォーチュン誌で世界一の大富豪に選ばれた。

左:1944年 ジャン・ポール・ゲティ   右:映画『ゲティ家の身代金』https://en.wikipedia.org/wiki/J._Paul_Getty

ゲティ家は映画にもなった

1973年、世界を震撼させた誘拐事件が怒った。

イタリアのマフィア達に人質にされたのは、あの石油王ジャン・ポール・ゲティの孫。

当時ジャンの資産は約1.4兆円ほどあったが、1,700万ドル(約50億円)という身代金の請求を断った。

「他に14人も孫がいる。彼らが誘拐されるたびに言われるがままに身代金を払っていては身がもたない。」という理由だった。

続きが気になる方は、ぜひゲティ家の悲惨な事件を映画化した『ゲティ家の身代金』を見て欲しい。

彼は、英語/フランス語/イタリア語/ドイツ語は流暢で、スペイン語/ギリシャ語/ロシア語/アラビア語までビジネスで使えるほどだったという。

1976年に亡くなる際の総資産が当時6ビリオンドル(現在では約2.6兆円)もあったというが、生涯5回も結婚したが家族との時間はほとんどなく、温かい家庭を築くこと出来なかった。

世界一のお金持ちは、家族よりも一体何に人生を費やしていたのだろうか。

https://www.thedailybeast.com/ancient-rome-rises-from-the-ashes-at-the-mythical-getty-villa

世界一の大富豪が集めた 古代ギリシャ、古代ローマ時代の美術品

石油王ジャン・ポール・ゲティは、事業と美術品収集に情熱を傾けていた。

ロサンゼルスの観光名所ともなる、『ゲティ・ヴィラ』&『ゲティ・センター』はそんな彼のコレクションを、入場料無料で一般公開している。

何がすごいって、お金と教養を持ち合わせた彼が、選び抜いた古代ギリシャ、古代ローマ時代の美術品を実際に鑑賞することができる。

http://www.getty.edu/visit/villa/

紀元前のアクセサリー

一番感動を与えてくれるのは、紀元前のアクセサリーの技術の高さだ。

ギリシャのゴールド・ジュエリーは、紀元前220-100年前のモノ。

ブルガリのジュエリーも大きな影響を受けたのだろうと感じさせられるデザインのモノも多々。

世界の美術館にある多くの紀元前のアクセサリーとは比べ物にならない程。

デザインも凝っていて、宝石の掘り方の違いまで実際に見て取れるほど、メンテナンスもいきわたっている、これこそ真のヴィンテージ。

ジュエリー・デザイナーも勉強のため、多く訪れるという。

http://www.getty.edu/visit/villa/

もしロサンゼルスにお越しの際は、ぜひ足を運んで欲しい。

『ゲティ・ヴィラ』
所在地: 17985 Pacific Coast Hwy, Pacific Palisades, CA 90272
入場料無料:予約はウェブから…http://www.getty.edu/visit/

『ゲティ・センター』(美術館)
所在地:1200 Getty Center Drive Los Angeles, CA 90049
入場料無料:予約不要