9月17日、カリフォルニアSpace X(スペースX)本社で、CEOイーロン・マスクが2023年に打ち上げ予定の新型ロケット(BFR)で『月旅行』の契約を交わしたと会見を開き、アメリカのテレビでは、ニュース速報として取り上げられた。

この月旅行の乗客第一号は、アパレルのオンラインショッピングサイト、ZOZOTOWN(ゾゾタウン)を運営する、株式会社スタート・トゥデイの前澤友作社長

1週間の月周回旅行は、月表面地点を回り、地球へと帰還予定だ。

このミッションには、総額約5ビリオンドル(約5600億円)掛かるだろうと予測されている。

前澤社長がいくら投資したかは、明らかにされなかったが、スペースXに多額を費やした理由を以下の様に語っている。

6~8名の世界中のアーティストを招待し、実際により近くから月を見る体験で、インスピレーションを受ける。

そして何らかの形で人類の財産として、作品を残したい。

https://timesofsandiego.com/tech/2018/09/17/japanese-billionaire-yusaku-maezawa-idd-as-spacex-moon-traveler/

世界が検索する無名の大富豪『MZ』のブランディング力

アメリカでは9月14日の金曜日から、「この月旅行に出資したのは、日本人ではないか」と噂が出ていた。

世界でも大富豪として知られている日本人は、極わずか。

噂の中には、ファーストリテイリングの柳井社長、ソフトバンクの孫会長ではないかと予想されたが、9月17日会場に現れたのは、アメリカではまだ無名の前澤社長だった。

「My name is Yusaku Maezawa. You can call me MZ(エム・ズィー)」

自身を『MZ』と名付け、海外の人にも覚えやすいニックネームで会場を沸かせた。

覚えやすいニックネームは、ビジネスで成功するために極めて重要とされている。

今アメリカのメディアでは、アパレル産業で大成功した『MZ』の経歴や、総資産など、前澤社長特集が放送されるほど。

まだ実現するか不明だが、2023年の月旅行に多額を出資した事で、前澤友作『MZ』とZOZOTOWNの知名度を世界で広げる事には、大成功と言えるだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=lqdApCrgh6k

一代でzozotowんを築いた前澤友作とは

1975年、千葉鎌々谷市出身の現在42歳。

高校卒業後、半年間アメリカ留学し、帰国後自身が出演するライブハウスで、アメリカから仕入れたレコード・Tシャツを販売。

その後、輸入レコード・CDの通販ビジネスを開始、通販ビジネスで急成長を遂げ、2000年には、最高月商800万円、年商1億弱にまで達していた。

2012年、公益財団法人 現代芸術振興財団を設立。

2013年、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」の運営を開始。

2014年、ファッション総合サイトZOZO RESORTを創業。

2016年、フォーブスが発表する「日本の富豪50人」で14位にランクイン。

フォーブス誌によると、前澤さんの資産は2017年3月時点で3300億円

そんな彼が選んだ、スペースXのイーロン・マスクとは、どんな人なのだろうか?

https://www.ndtv.com/world-news/spacex-reveals-japanese-billionaire-yusaku-maezawa-will-be-first-tourist-to-visit-moon-1918028

世界的実業家、イーロン・マスクとは

イーロン・マスクは、南アフリカ出身のアメリカ人実業家。

ペイパルの創業者の一人、現在はテスラ、スペースXのCEO、投資家でもあり、エンジニアでもある。

そんな多忙な彼は、今回の会見で記者からの質問に以下の様に対応した。

なぜ月に行く必要があるかではなく、こんなに技術が進む中、出来ない事に挑戦すれば月旅行だって可能だと信じている。

つまり、月に行く必要があるのではなく、不可能だったことに挑戦して可能になった時、その新しい技術が将来、何かのためになると言う野望がある。

そんなイーロン・マスクの野望に出資したのが、『MZ』なのだ。

今までイーロン・マスクがプロジェクトに設定した期限が遅れる事が多々あり、本当に2023年に実現するのかの問いに対しては以下の様に答えている。

プロジェクトには常に目標の期限設定が必要だ。だから2023年とは、目標。

このプロジェクトは、前澤社長が出資する事が決まった段階で、詳細はまだまだ決まっていない。

しかし、もしこのプロジェクトが本当に実現したら、前澤社長の夢、世界のアーティスト達と月旅行からインスパイアされた作品が世に出る日がくるかもしれない。

前澤社長は、今後彼のウェブサイトやSNSを通して、このプロジェクトのアップデートをすると話しており、今後は世界が『MZ』の動向に、目が離せない。